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2009年5月 7日 (木)

外国出張時の宿泊ホテル:新基準が必要では?

 外国出張における宿泊ホテルの選定について、一般の観光客の場合はshine5☆からshine1☆までのランキングを基準にしているようである。これに対して私の場合、ハノイではshine1☆、ホーチミン市ではshine2☆、ビエンチャンではshine5☆とshine3☆、プノンペンではshine5☆とshine3☆である。これは通常のshine5☆からshine1☆までの基準に私が一律に従っていないことを意味している。

 そこで私のホテル選定の基準を以下で紹介する。ただし、この基準は私の単独旅行の場合である。同行者がいる場合、その希望や立場が優先されるので、私の基準は適用されない。

 (1)安心感:ホテルの部屋が自分の家または部屋のように感じることができるか。これは次のような意味である。たとえば部屋の机の上に100ドル紙幣を数枚置き忘れて外出し、その後にハウスキーパーが入室して掃除する。それでもお金はそのままになっている。このような安心感は、必ずしもshine5☆である必要はない。shine1☆でも十分である。

 (2)安全性:その国で暴動などの非常事態が発生した場合、それに十分に対応できるホテルかどうjか。私はカンボジアでは当初はshine5☆を利用していた。タイ大使館の襲撃事件やタイ系ホテルの焼き討ちがあったからである。しかし最近のカンボジアは政治的に安定している。隣国のタイよりも安定しているように思われる。そうなれば、shine☆の格付けを下げてもよい。

 (3)快適性・清潔感・朝食:外国人にとって暑い夏にエアコンは不可欠であるし、ベッドのシーツやタオルの交換も当然である。ホテルの建物それ自体は古くても部屋に清潔感があればよい。またテレビでは衛星放送が見られる。朝食付きの場合は、メニューが豊富なことも条件である。またメニューが限定されていても美味しいこと。さらに言えば、朝食抜きにして料金を安くしてくれることも望ましい。これは、ホテル近くで朝食を取る方が安上がりの場合である。

 (4)日本語入力可能なインターネット環境の利用:ほとんどのホテルが最近はインターネットを使用できるようにしているが、日本語で入力できないと非常に不便である。アジアの国々において日本語の普及は韓国語よりも低調ではないか。こういった「草の根」の情報収集によって日本の存在感の希薄さの程度を広く知っていただきたい。

 (5)室内でのインターネットの使用:ラップトップPCを持参すれば、各部屋でインターネットが使用できる。この場合、無線LANが多いが、この受信状況が非常に弱いこともある。これはストレスである。それなら有線LANがマシである。

 (6)ホテル周辺の利便性:徒歩圏内で何が調達できるか。shine5☆ホテルならホテル内で何でも揃うようになっていることが一般だが、その料金は高い。そこでホテルから徒歩圏内に文具店・コピー店があり、酒類を含む食糧販売店があり、日本料理を含むレストランがあり、さらに安くて美味しい大衆的な地元の料理店もある。またレートの良い地元の外国通貨交換所もある。もっと言えば、宿泊ホテルの近くにshine5☆ホテルがあればよい。そのロビーで気分転換できるし、待ち合わせにも使用できる。理容院・喫茶店・カラオケ店・飲み屋が周辺にあれば、さらに利便性は向上する。英字新聞が読めるか。それを無料で配布しているか。

 (7)柔軟で親身なサービス提供:ベトナム・ラオス・カンボジアでは移動手段が依然として乗用車に限られている。ベトナムではバス路線もあるが、それを私は乗りこなしていない。こういった乗用車の手配を格安でしてくれるかどうか。ホテルが手数料を取る場合が多いが、それが無料の場合もある。また5☆ホテルに多いのだが、マニュアル通りの「親切そうに見える」対応ではなく、親身になった対応をしてくれるかどうか。普通は無理な要望について、親身に対応してくれるかどうか。これが可能なホテルは、私の場合、ハノイの馴染みの1☆である。近くの印刷屋で名刺の作成を依頼して、自分では時間がなくて取りに行けない場合、それを代わりに取りに行ってくれたりする。

 (8)NHK衛星放送プレミアムの受信:通常のNHK衛星放送は、最近では英語放送が中心となった。日本語の放送は外国では安心できる時間である。このNHKに対する主要な期待は日本のニュースである。帰国後に困らない程度に日本の変化を知ることが目的である。

 (9)以上の条件が最低料金で満たされること:すべての条件を満たすことは困難である。それぞれが異なった各自の優先順位に従って総合的に判断して、最低価格のホテルを選択すればよい。

 (9)個々の「こだわり」に対応shine5☆ホテルに多いのだが、客室がカードキーになっていて外出時にカードを抜くと室内の電気が止まる。これが不便だ。ノートパソコン・デジカメ・電動歯ブラシ・携帯電話の充電ができない。これはエアコンやテレビや照明をつけっぱなしにした無駄な電力消費と異なる。

 このような基準でホテルを選定し直せば、「掘り出しもの」のホテルが見つかるかもしれない。それは宿泊の経費削減に貢献する。私が頻繁に訪問するベトナム・ラオス・カンボジアにおけるshine5☆ホテルは、日本のshine5☆よりも相対的に低価格である。だから最初からshine5☆に宿泊する。 それでもよいが、それは必要最低の料金ではない。

 また観光とビジネスでは外国訪問の目的が異なる。それぞれ目的に応じた最適のホテルの順位づけが異なって当然である。また個々人の趣味や目的も異なる。こういった個別注文のホテル案内サービスがあっても悪くない。経費削減の昨今、そういった情報は歓迎されるように思われる。

 

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