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2009年5月10日 (日)

写真点描:メコン川3カ国をめぐる(3)

Dsc02609  ラオ山喜の工場前を通った。(株)山喜は、大阪を本社とするワイシャツの大手メーカーである。ビエンチャンからナムグムダムに向かう国道13号線を30分ほど走ると、左手に見える。明るいブルーの色調はラオスの空に調和している。同社については、雑誌『セーリングマスター』に掲載された記事を引用して、現在執筆中の拙著で紹介している。

Dsc02608  実際に工場を見て、人材確保に配慮されている立地であることが理解できた。これだけ市内から離れていて、地元の高校生をワーカーとして採用する。おそらく自宅から通勤できるという利便性を考慮すれば、地元で安定的な労働力が供給されるだろう。もし立地が友好橋付近のメコン川沿いであれば、原材料の搬入は便利であるが、周辺の工場(ビアラオや東京コイル・ラオソフトドリンク・縫製工場など)と労働力の奪い合いになる可能性がある。

Dsc02619  ナムグムダムの湖面を1時間ほど遊覧船に乗った。まるごと船を借りて12,000キープであった。雨の少ない乾期が続いていたから湖面は10mほど低下している。このダムもラオスの有力な観光資源であるが、改善点は山積している。①レストランの整備、②トイレの改善、③点在する島に上陸するなど観光スポットの開発、④船の座席の改善、⑤船の安全性の確保、⑥船上での飲食サービスなど提供・・・。

Dsc02620  ラオスの観光資源開発について私は数冊の提言書を見たことがあるが、ナムグムダムについては、2001年の初訪問時に比べて大きな変化はないようである。100の提言よりも、1つの実行であると思う。観光地の開発・改善の民営化が必要ではないか。ただしこの場合、既得権益との紛争発生もあるのだろうと想像される。難しい問題だが、リーダーシップをもった観光開発・改善の実行部隊の結成が期待される。(以下、続く)

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