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2009年5月29日 (金)

ベトナムと北朝鮮:柔軟性と頑迷性の相違は?

 『日本経済新聞』(5月26日・夕刊)によれば、「ベトナム政府はNASA(米航空宇宙局)から宇宙開発に関する技術を導入する」ことで米国と合意した。

 これよりも先には、原子力発電の技術開発もベトナムは進めることを発表しているが、これも日本を始めとする外国の技術供与を期待している。

 このような柔軟で現実的な姿勢は、北朝鮮と好対照になっている。ベトナムと北朝鮮は友好関係にあるが、ベトナムの柔軟性と北朝鮮の頑迷性の相違はどこからくるのだろうか。

 儒教の影響を受けた中国周辺国としてベトナム・日本・韓国の共通性が指摘される。この観点からは北朝鮮もこの3カ国と同様なのだが、それでは上記の相違を説明できない。

 ここで観点を変えてみれば、かつてのベトナムも日本も戦争時には頑迷な国であったという見方もできる。太平洋戦争時の圧倒的な戦力の相違があるにもかかわらず、日本は頑強に戦い続けたし、ベトナムも屈強に米国と戦った。

 以上のように考えれば、現在の北朝鮮は戦時下の精神状態にあり、それはかつての日本やベトナムと類似していると指摘されうる。北朝鮮が戦時下の興奮と緊張の状態にあるなら、その頑迷性は理解できる。そうであるとすれば、現在の北朝鮮に対して平和時の感覚での外交交渉は通用しないであろう。

 かつての戦時下にあったベトナムや日本が、現在の北朝鮮の立場ならどうするか。こういった想像力を働かせることが北朝鮮の問題解決の「糸口」になるように思われる。現在の日本や国際社会の常識的な発想や感覚からは、現在の北朝鮮に的確に対処できないのではないか。

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