« コピペの対策を真剣に考える | トップページ | ゴルフ練習を始める:シューズ2足を履きつぶすまで・・・ »

2009年4月 2日 (木)

報告・連絡・相談する:大学教育の欠落は社会に反映する

 『日本経済新聞』(2009年3月28日)の別刷り紙「日経プラスワン」は、特集「新人のその言動、気になりますか?」を掲載していた。

 この「新人」とは、この4月に入社した新入従業員のことである。このアンケート調査の順位は次の通りである。

(1)報告・連絡・相談をしない
(2)プライドが高く、周囲を見下したように言動をとる
(3)ゴミ捨てや電話取りといった自分の担当業務以外の仕事をしない
(4)歓迎会など職場や部署内のイベントに特別な理由もなく参加しない
 そのほかに本文中では次が列挙されている。
(5)出勤時や終業時のあいさつをしない
(6)敬語を使わない
(7)仕事中、携帯電話で私用メールをしている

 以上のような社会人のマナーの欠落は、当然、それ以前の大学教育の欠落である。確かに最近のゼミ生と接していると、これら全部が当てはまる。大学教育における教員の指導不足が社会に影響している。これは大学でも何とかしなければならない。

 ここで発想を変えれば、これらの言動を適切にできる学生は就職活動で優位になる。「優位」と言うよりも「普通の常識」であるが、その普通が普通でないから、普通にできれば優位になる。このように学生に話して、しっかり大学で学生を指導すればよい。早速、私は実行したい。それにしても、情けない話である。

 この現状をどう変えるのか。文部科学省は、大学生の学力低下の対策のための指導を強化する方針である。とりあえず本年度から、2単位の科目の講義回数は15回を厳守するといった指導がされているようである。こうなると、月曜日の講義回数が祭日が多いために不足する。そこで祭日返上で講義したり、夏休みが短縮されたりする。

 これは講義回数という形式的な改善であるが、さらに根本的な改革が実行されなければならない。学問や研究水準の維持・向上はもちろんだが、上記のような社会人マナー教育がより重要であると思われる。もっともこれは、各教員が学生に講義中に少し指導すれば改善できる。大学教員の責任は重い。もっと自覚せねば・・・。

|

« コピペの対策を真剣に考える | トップページ | ゴルフ練習を始める:シューズ2足を履きつぶすまで・・・ »