« 2009年カンボジア経済成長率の予想(上):1%~6%のどれが正しいか? | トップページ | 2009年カンボジア経済成長率の予想(続):1%~6%のどれが正しいか? »

2009年4月 8日 (水)

2009年カンボジア経済成長率の予想(下):1%~6%のどれが正しいか?

 サム=ランシー氏は、その名前を党名にした野党党首であり、前財務大臣である。彼は次のように述べる。「経済成長率の異なった数値は、それぞれの機関の予測方法や経済モデルによって上下する」。「カンボジアの輸出水準は欧州経済および世界経済の回復に依存している」。「仮に経済回復が早急にできなければ、カンボジアは行き詰まるであろう」。

 なお、サムランシー党は、蔓延する汚職や非現実的な経済予測を主張する政府をしばしば率直に批判している。flairflair2008年7月の総選挙後に同党はと人権党が合併したが、人権党の党首ケムソクハは、サムランシーが経済の専門家であり、国民も信頼していると評価している(South Eastern GLOBE, Feburuary 2009, p.16)。

 ランシー氏が政府の6%成長に懐疑的な理由は、カンボジアにおける失業率の上昇、国内生産の低い利益率、主要経済部門の低下傾向に注目するからである。 

 他方、与党カンボジア人民党(CCP)のチェアム=イェーブ国会金融銀行委員会委員長は「カンボジア経済は、首相が述べたように、6%を超えて増加する」と指摘する。そのための政府の対策は、税収の増加(縫製産業を除く)、インフラ建設プロジェクト、農業・教育・健康のような優先分野における公的支出の増加という3点である。

 さらに彼によれば、国会と上院は政府は、インフレ抑制と他のリスク対応のために使用される10億米ドルに近いODAに加えて、国際支援機関で3億米ドルの政府の借款を承認した。カンボジア国家銀行の外貨準備20億米ドルは、もし必要であれば、世界経済金融危機の衝撃の緩和に役立つであろう。(以下、続く)

 

|

« 2009年カンボジア経済成長率の予想(上):1%~6%のどれが正しいか? | トップページ | 2009年カンボジア経済成長率の予想(続):1%~6%のどれが正しいか? »