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2009年4月17日 (金)

虫と鳥と魚と動物と人間の視点:経営者に不可欠な発想

 企業経営者にとって自社を取り巻く経営環境を認識することは、その企業存続にとって最重要の課題である。

 この場合、ミクロ的な視点を「虫の眼」、マクロ的な視点を「鳥の眼」、そして社会経済の潮流を把握する視点を「魚の眼」と特徴づけることができる。

 これに加えて東京証券取引所の西室泰三代表取締役社長(当時)は、2006年7月19日に東京・品川で開催された「IT Japan 2006」の講演において、「動物の眼」と「人間の眼」が経営者に不可欠であると指摘している。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060913/248013/

 この「動物の眼」とは、「動物的な勘」と呼べるものである。自らの生存本能を最大限に発揮するような視点が企業経営では確かに不可欠であろう。

 さらに「人間の眼」とは、人間に対する尊重もしくは愛情が企業経営に必要であることを前提にして、その視点の経営が重要であることを表現している。西室氏は、この「人間の眼」が企業経営では最優先であると指摘している。「人間の眼」から見れば、「派遣切り」や食品偽装など利益優先の行動は論外である。

 西室氏が指摘する「5つの眼」は、世界に対して日本から広く普及・認識されてよいビジネスの基本姿勢であるとみなされる。

 なお、この「眼」に関する最初の出所は、竹内宏氏の著書であると思うが、それが初出であるかどうかを私は未確認である。

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