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2009年3月18日 (水)

カンボジア:マルハン=ジャパン銀行が日本デスクを開設

 本ブログは、すでにカンボジアのマルハン=ジャパン銀行を紹介したが、世界全域のインターネット情報紙である The Daily NNA [Vietnam Edition], March 12, 2009によれば、同行は来年に累積赤字を解消し、黒字転換する見込みで業績は好調ということである。さらに日本デスクを年内に開設するほか、カンボジア進出を検討する企業への相談や許認可手続きのワンストップサービス事業も開始する予定である。

 マルハン=ジャパン銀行の「貸出金利は米ドル建て12~14%で、一般商銀の10~16%どほぼ同じ。現地通貨リエル建ては扱っていない。マルハン銀によると、中央銀行による金利の既定はないという」。

 同行は、カンボジア投資支援について次のように述べている。「カンボジア開発評議会(CDC)を通すと投資御店として関税減免や最長9年の法人税免除はある。しかし、マルハン銀によると、ビジネス業態によっては、CDCの投資恩典を受けられないケースも多く、そうした企業も含め、同行で相談・融資を広く行う」。

 「現在の従業員数は62人で、カンボジア人58人、日本人3人、英国人1人となっている。ATMを本店内に2台設置したが、今のところリテール業務や支店開設の計画はない」。

 「マルハン銀は同国18番目の銀行として昨年5月に開業。日本企業の銀行業進出第1号だった。資本金2500万米ドルで85%をマルハン、残り15%を地場が出資。資本金では開業時点で5位の規模だ」。

 「現在、中銀に認可済みもしくは進出表明の商業銀行は27行。しかし、昨年末には新規設立銀行には最低資本金を1,300万米ドルから3,900万米ドルに引き上げ、既存行も来年までの引き上げを求めている。マルハンは増資する計画だが、同国の銀行業は今後、淘汰が進みそうだ」。さらにNNAの報道によれば、SBIホールディングスも昨年9月に「プノンペン商業銀行」(資本金:1,500万米ドル。現代スイス:57%、SBI:40%)の営業を開始したが、日本人スタッフはいないそうである。

 以上、NNAの記事を紹介した。アンコールワット遺跡の観光のみならず、カンボジアに大きなビジネスチャンスがあることを指摘しておきたい。

 

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