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2009年3月22日 (日)

カンボジアとラオスの記事:2009年3月9日

 『日本経済新聞』(2009年3月9日)には、カンボジアとラオスの記事が同時に掲載されている。こういうことは、ちょっと珍しい。両国に対する関心が一般に高まっている証拠の一つである。

 カンボジア政府は、タイと領有権紛争があった「プレアビヒア」とその周辺地域を環境特別区として開発する。この「プレアビヒアは・・・9世紀末に創建されたヒンズー教寺院。12世紀まで歴代のクメール王が聖地として巡礼するなど歴史的にカンボジア側との関連が強い」。

 この環境特別区内は低公害型の自動車以外は小舟や馬車などを使うようにし、エコツーリズムを推進する。遺跡では観光客が少額を支払い、崩れた壁画などの修復や周辺の森林保護ができる仕組みも作る」。

 他方、ラオス初の鉄道「タイ・ラオス線」が3月5日に開業した。「タイ東北部ノンカイから両国国境の第1メコン友好橋を通り、ラオスのタナレンまでを結ぶ全長3.5㎞の区間で、タイ国鉄が運行する。1日2往復で500人の利用を見込む」。

 「両国国境に架かる「第3メコン国際橋」の建設も6日に始まった。タイ東北部ナコンパノムとラオス中部タケクを結ぶ。全長1423mで、2011年9月に完成予定。総工費はタイ政府が負担。バンコクとベトナム・ハノイの陸送距離は第2メコン友好橋を渡る「東西回廊」よりも約200㎞短い1300㎞になる」。

 以上のカンボジアとラオスのニュースは、タイ側から見ている。カンボジアとラオスは、北から中国、東からベトナム、西からタイが影響力を強めている。これらの国々の浸透に対して、どのように日本は対応するのであろうか。

 少なくとも各国別の狭量な戦略(=各国ごとの権益優先)ではなく、この地域全体に関する日本としての国家戦略が求められる。そうでなければ、この地域での日本の影響力は衰退する。すでに紹介しているが、ウォン安とはいえ韓国の存在感も大きいからである。

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