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2009年3月 1日 (日)

イエンバイ市を訪問:雲南省の海上輸出ルートの中間地点

 ハノイからホン川上流に向けて自動車で片道3時間、イエンバイ(Yen Bai)市の割り箸工場を訪問した。日本ベトナム経済交流センターのハノイ代表ソン氏に同行してもらった。

 イエンバイ省はハノイから170㎞、中国国境のラオカイからも170㎞に位置した山中の都市である。2007年に138㌶の工業団地が造成されたDsc02311_3。日本ベトナム経済交流センターは、このイエンバイ省から日本の友好親善都道府県の紹介を依頼されたが、その後に同省で洪水の被害があり、その話が中断して今日に至っているという経緯がある。

 今、このイエンバイ市が注目である。中国の雲南省からベトナムのハイフォンまでの高速道路が建設されるからである。そうすれば、雲南省からハイフォンまで5~6時間の距離になる。中国内陸部の雲南省から海上輸送を考える場合、中国沿岸から出荷するよりもベトナムのハイフォン港から出荷する方が輸送コストが安い。この中間にイエンバイ省が位置している。

 たとえば次のようなビジネスモデルが想定できる。雲南省から原材料をラオカイを通してイエンバイ省にもって来て、ハノイやホーチミン市よりも安くて定着率の高い労働力を活用して製品を加工生産する。それをハイフォン港から出荷する。

Dsc02317_2  ベトナム国内だけを見ているとイエンバイは山間部の小都市であるが、中国を後背地にした海上物流ルートの中間地点と考えれば、その将来性は大きい。すでにハノイからハイフォン、それにランソンからハノイの国道線の周辺は工場が立地しており、労働力不足も懸念される。これに対してラオカイからハノイのルートは未開拓である。

 そして地方都市であるから、新規の工場設立に対する優遇税制がある。これは外国企業もベトナム企業も同一条件である。5年間の法人税免税措置が適応される

 イエンバイの工業団地に関心の日本企業は、ぜひ日本ベトナム経済交流センターにご連絡をいただきたい。すでに中国に進出していて、現在の沿岸部から内陸部に生産工場の移転を検討している労働集約産業の中小企業は、ベトナムのイエンバイ省の進出も検討されてよい。

 

 

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