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2009年3月 5日 (木)

最先端は規模が小さいのは当たり前

 カンボジアのホテルでNHK衛星放送を見ていると、日本語が多用されている。ベトナムやラオスのホテルで放映されているNHK放送は「NHKワールド」であって、カンボジアのホテルでのNHKとは違うようだ。

 以前のベトナム滞在の経験から言えば、外国向けNHK放送では通常のNHK衛星放送とNHKプレミアムの2放送があった。後者は、大晦日の紅白歌合戦を見ることができるが、前者はダメであった。さらに私が滞在していた1998年当時のハノイのホテル(1☆ホテル)の通常のNHK衛星放送では、やたらに「文字放送」が多かった。

 このNHK衛星放送によれば、表題のような「最先端は規模が小さいのが当たり前」という日本の中小企業経営者の指摘があった。こういう言葉は、ラオスやカンボジアを調査している私にとって激励のように思われた。

 ベトナムビジネス研究に15年以上関係してきて、日本企業の関心度の激増に驚かされる。単純に言って、「ベトナム=貧乏国」はかつての思い出話になっている。ベトナムは着実に成長している。もはやベトナムは最先端ではない。それはカンボジアとラオスに移動している。また、もっと最先端はミャンマーであり、バングラディッシュである。また北朝鮮も最先端とみなされるかもしれない。さらにアフリカ諸国も注目であろう。

 「最先端の研究」。これは自然科学者のみならず、社会科学者にとっても魅力的な言葉である。ラオスとカンボジアを訪問して、そういった魅力を感じている。

 このような発想で言えば、南極ビジネスの研究があってもよいのだが、それが多数の関心を集めようになるまでに私の寿命が尽きるのかもしれない。しかし、これも先入観に囚われているのかもしれない。スーパー最先端の研究対象として、この「南極ビジネス」を提唱しても、おそらく「変人」扱いされるのだと思う。最先端の研究においても、その先端の度合いは「ほどほど」が肝要なのかもしれない。

 このような意味でも、ラオス・カンボジアは適切な「最先端の研究」であると思われる。

 

 

 

 

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