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2009年3月 9日 (月)

どうした? 味の変わったハノイビール

 ハノイを訪問すれば、私は必ずハノイビールを飲む。ベトナムでは珍しく「苦み」のあるビールだったからだ。今回、このハノイビールの味が明らかに変わっていた。少し水っぽい味になった。あの「苦み」がなくなったらガッカリである。このことをベトナム人に話すと「その通りだ」という。私だけの「味違い」ではない。

 原材料の価格高騰が原因なのであろうか。販売価格を維持するために品質を劣化させているとすれば、それはブランド価値を下落させる。生産性の向上や人件費の抑制によって原材料コストの上昇を吸収するべきなのである。

 私が1998年に滞在していたハノイのミニホテル(Ngoc Linh Hotel)に、このハノイビールの技術指導をしていたドイツ人が滞在していた。さらに親友のハウ氏の自宅がハノイビールの工場の近くにあり、彼もハノイビールのファンであるということも私の「こだわり」の理由である。

 初めて私がベトナム訪問した1994年には「ハリダ」が発売された。これは女性社長が有名で、その缶ビールの開口部の部品は日本の総合商社が輸入していたと記憶している。ベトナムのビールと言えば、333(バーバーバー)の銘柄が有名だが、私は上記のハノイビールやBIGI(ビジ)が好きだ。このハノイビールの味が変わったので、最後の楽しみは、ホーチミン市で売られているBIGIなのだが、これも最近は見なくなった。

 こうなDsc00531れば、ハイネッケンタイガーにしようということになる。ベトナムのビール市場は乱戦・混線状態である。ビール会社で上場している会社もあるので、この詳細な業界分析が必要である。確か、ベトナムの有力証券会社FPTS(有名なIT会社FPTのグループ会社)が発行する会社レポートの中にビール業界の分析が含まれていた。別途に紹介する。

Dsc08564  さてラオスに目を転じれば、ラオスビールが健在である。同社の社長のキッサナ氏はラオス国立商工会議所の会長であるが、ビジネス界の代表として政府に対して積極的な政策提言や批判をしている。このラオスビールの味は不変であった。この生ビールは最高である。

 こDsc02502こカンボジアでは、アンコールビールが最高である。当然、生ビールが美味しい。ともかく地元のビールが美味しいに決まっている。以前にラオスビールを日本で飲んでみたが、どうも美味しくない。要するに味覚は、その時の気候や気分に大きく影響を受けるのだと思う。ご当地ビールは美味しいという先入観が味覚に影響する。

 そのカンボジアでアサヒビールのスーパードライが発売されている。値段は0.6ドル。ハDsc01197 イネッケンなど輸入ビールが1.2ドル、アンコールビアが0.7ドルである。ベトナムのビールは0.55ドル。このコンビニはSAKURA MINI Martである。このスーパードライは、日本の技術指導の下に製造されたカンボジア国産ビールである。

 この味が、アンコールビールにはない苦みのある味である。やはり値段が同じならスーパードライを買ってしまいそうな魅力である。ビールの輸入関税は農産物と同じ扱いであるとラオスで聞いた。この点でラオスビールは保護されているが、逆にラオスビールの輸出には障害になる。

 カンボジアはWTO加盟国であり、さらにAFTA(アセアン自由貿易協定)を考慮すれば、カンボジア製のスーパードライが、近い将来にベトナムやラオスに輸出・販売されても不思議でない。その価格も国内ビールと同程度となるはずである。

 それにしても、関西空港のラウンジでの生ビールから始まり、ベトナム・ラオス・カンボジアのビールを飲み続ける。この楽しみは仕事の疲れを忘れさせてくれる。

 

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