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2009年2月17日 (火)

個性を発揮するために注意すること:就職活動中の3回生に贈る

 大学の期末試験も終わり、3回生の就職活動が本格化している。以下では、その留意点を1つ明示しておきたい。

 一昨日に紹介した山内太地『下流大学に入ろう!:一流大学より未来が開ける』(光文社)に次の文章があった。玉川学園の創始者である小原國芳氏の指摘である。

 「個性とは、単に人と違うことをすることではありません。人は組織集団のなかで、ある程度同じことをする。そのなかで社会から評価される面で違いを出す。人の嫌がるところで、あえて手をあげる。これが個性なのです」(121頁)。

 このことは、個性を発揮するのはよいが、それが「変人」とみなされるようではダメという意味である。これまでの私のゼミ学生の中で、特別に「個性的」な人間がいた。彼は自分で「私は変わった人間です」と就職活動でも自己アピールしていた。それが成功したのか、京都に本社がある大手企業に本学から初めて就職することができた。現在の彼は結婚して父親になっている。久しく会っていないが、年賀状を毎年頂戴している。

 彼は、私と一緒にベトナムのフィールドスタディに参加したし、ベトナム語を学ぶために大阪外大(当時)の富田教授が主催する「ベトナミスト・クラブ」にも顔を出していた。今から考えても確かに変わった学生であったが、私に対する礼儀や言葉遣いは、むしろ他の学生よりも丁寧で好感がもてた。

 個性的で変人のように思われるが、社会的な常識や協調性が重要なことを体得し、それに基づいて行動できる。個性と常識のバランスが取れた人間。こういう人材は企業にとって魅力的であろう。

 以上は、就職活動における先輩の成功事例である。まだまだ3回生は自己成長のための時間がある。就職活動を経て大きく成長してほしいと願っている。

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