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2009年2月25日 (水)

ホーチミン市で考えたこと(2):新婚さんいらっしゃーい!

 日本ベトナム経済交流センターのホーチミン代表のタムさん夫妻に会った。12月に結婚したばかりである。一緒に夕食をしたが、料理も美味しく楽しい時間を過ごした。

Dsc02235_10  レストランは海鮮料理のNgoc Suong(ゴック=スォン)。日本語のガイドブックに必ず出ている安くて美味しい店である。午後7時くらいになると、ほぼ満席になり、外国人よりもベトナム人家族が多かった。日本では新婚さんと食事する機会はないが、ベトナムでできるところが嬉しい。

 注;日本人の間では遠慮?があるのかな・・・。これは、ベトナム人に対して遠慮しないという意味ではない。私は、こういう雰囲気が大好きだからベトナムも好きである。若い人々が成長していくのは微笑ましいし、こちらも元気が出てくる。

Dsc02236  生牡蠣を食べた。その後も元気だ。もっとも胃腸の調子は個人差があるから、同じ食事でも当たり外れがある。この牡蠣はニャチャンから運ばれており、新鮮なことは間違いない。日本製のチューブ入りのワサビも出てくるが、私はレモンと塩で食べた。これも美味しい。ベトナム製の醤油は、以前に人工醤油ということを聞いたので遠慮している。天然醸造の醤油はベトナムで生産されていない。その代わりに様々な種類のニュクマム(魚醤)がある。国によって「こだわり」の味が違うのだ。

Dsc02240  最後は、日本でも冬に恒例の「鍋」だ。この魚を料理しますということで生きた魚を見せてくれたが、川魚である。普通は臭みがあると思われるのだが、まったく問題なかった。もっとも最近、彦根(滋賀県)で琵琶湖名産の「フナ鮨」を初めて食べたが、これも美味しかった。家族は変な味という反応であったから、私の「問題ない」は、普通の人からは「問題ある」のかもしれない。

 注:「フナ鮨」と言うから、寿司米を使った押し寿司を想像していたが、まるで「味噌漬け」であった。これは珍味。日本酒のアテに最高。もっと人気があってもよいはずなのに、どうしてなんだろう?

Dsc02243  ホーチミン市のレストランは増加する一方であるが、やはり潰れる店もある。「スクラップ&ビルド」である。理由は簡単。国民の所得水準が上がっているのだ。この動向に適応しなければ、お客は逃げていくだろう。当然「安くて汚い店」よりも「安くてキレイ店」が世界に共通して好ましい。何も自分から好きでベトナム人が「安くて汚い店」で食事しているわけではない。その「安い」感覚が時間とともに変化する。これに注意しなければならない。

 ベトナムにおける顧客分析・消費者分析は、国内市場で仕事をする場合に不可欠である。ただし通常のアンケート調査や聞き取り調査を過信することは禁物である。

 ベトナム人は変に「気遣い」して、美味しくなくても美味しいと言ったり、実際には高いと思っても「買う」といったりする。このバイアスを防ぐためには、やはり最終的には会社側の日本人経営者やベトナム人スタッフの「顧客を見る眼」が必要なのだ。言い換えれば、国内市場での成功の秘訣は、顧客や消費者を観察する力が売り手側にあるかどうかであると思う。

 

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