« 関空でブログを書く楽しみ | トップページ | ホーチミン市で考えたこと(2):新婚さんいらっしゃーい! »

2009年2月25日 (水)

ホーチミン市で考えたこと(1):NHK衛星放送の変化

 NHK衛星放送が変わった。この変化は昨年からだと思うが、今回、比較的ゆっくりテレビを見ていて(正確にはテレビを聞きながら仕事をしていて)、この変化に納得できた。

Dsc02244_2  (ビフォー):外国在住の日本人向けの放送が重点
 (アフター):外国人向けの放送が重点

 日本発の最有力コンテンツであるゲームアニメの人気ランキングが放映されていた。また京都や新宿の「思い出横丁」など日本の生の情報も紹介されている。注:写真は私の常宿「リン=ホテル」室内である。安くて便利。

 日本の文化や生活について英語で発信することは、日本の認知度を世界に広める意味で有意義である。確かに、NHK衛星放送を見た外国人が日本に行ってみたいと思ったり、さらに、あの番組に出ていた日本人や店に行ってみたいと思ったりするかもしれない。

 ここで困った問題は、日本語よりも英語の比重が大きくなったことである。日本語を懐かしいと思ってNHKを視聴している外国在留邦人や、NHK番組を教材にして外国人学生に教えている日本語学校などは、この変化に当惑しているはずである。英語ばかり聞かされたのでは日本のNHK放送の意味がない。

 このNHK放送の変化は、日本の政府関係者の意見があったからだと記憶している。この変化に私は賛成だが、上記の困った問題もあると思う。こういった意見を受信できる機会や制度がNHKによって、もっと整備されなければならない。視聴者はお金を払っているのだから当然である。

 NHK受信料を払うことは、たとえ自分が視聴しなくても、この国際放送のように日本の情報を世界に発信するという国益的な意義をもっている。だから「払う」意義があると考える人もいるが、それほど国益に重要であれば、NHK受信料に依存するのではなく、政府が「国際放送」として積極的に予算を組んでもよい。

 日本経済の成長にとって切実な課題として外国企業の誘致がある。たとえば観光情報に加えて、地方自治体が開発した工業団地、不動産オフィス情報、新商材情報などが世界にテレビで発信されると、その経済的効果は大きい。現在、こういった情報はインターネットに依存しているが、テレビ番組として放映されてもよい。しかし利益目的の番組はNHKには適当でない。また政府の仕事でもない。そうなると、民間放送の国際放送への進出である。

 以上の結論は、当面の私見では、日本発の外国向け衛星放送の自由化である。このためには日本国内の法制度、各国の法制度など超えるべき課題は多いと思われる。あくまでも私の素人としての愚見である。

|

« 関空でブログを書く楽しみ | トップページ | ホーチミン市で考えたこと(2):新婚さんいらっしゃーい! »