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2009年2月13日 (金)

第一外国語で日本語を学ぶ高等学校:ベトナムとモンゴル

 ベトナムで第一外国語として日本語を学ぶ高等学校が本年9月から設置されるそうである(『日本経済新聞』2009年2月6日)。さらにテレビニュースによれば、モンゴルで日本語を第一外国語としている高等学校は30校あるそうである。

 こういった高等学校に日本の大学や企業は注目すべきである。日本語を学ぶなら、日本を訪問したいと思うだろうし、日本で働きたいという夢をもつであろう。その希望の実現を支援できれば、日本に対する信頼や愛着は深まるにちがいない。

 もちろん日本における大学の受験生不足や企業の人材不足を補うことにもなる。さらに私が提言する日本企業の「人材合弁会社」の相手として、これまでベトナムを考えていたが、モンゴルも注目してもよい。

 日本のODAとして人材育成の支援は重要である。日本の「ファン」を養成することになるからである。このような観点からも、日本語を学ぶ外国人青年のODA支援を重視・強化するべきである。

 経済力から見れば、アジアにおける日本の地位は劣化している。外貨準備高は中国を下回り、1人当たり国内総所得はシンガポールに昨年に抜かれた。それでも日本が「アジアの大国」としての地位を維持するためには、私見では、技術力や創造力といった知的側面と、国民性を含む文化的側面である。けっして軍事力の強化ではないと思う。

 ODA資金による人材育成政策に大学と企業が呼応する。このような官民連携の人材交流構想と実施要領が検討されてもよいと思う。

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