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2009年2月10日 (火)

「2009アジアビジネス交流会 in 大阪」の開催(2):ベトナムの「アラフォー」と「アラサー」

 何か新しいことを言わなければ、リピーターの参加者に申し訳ないということで、今回の講演会ではベトナムの「アラフォー」(40歳付近)と「アラサー」(30歳付近)の役割といったお話をした。

 内容は目新しいものではない。ベトナムのアラフォーは、1970年前後に生まれている。1975年のベトナム戦争終結の記憶をもっているはずである。その後のカンボジア紛争や中国の国境侵犯の時期は小学生くらいである。経済開放や市場経済の導入が開始された「ドイモイ」時代は大学生を過ごす。

 アラフォー世代以上は、ベトナムの戦争・貧困・危機の時代を体験している。そしてその後の経済発展を実感している。この結果、それを推進・指導してきたベトナム共産党や現政権を支持する保守層を形成している。また、たとえ積極的な体制支持をしなくても、平和の重要性、政治的安定の重要性を体感的に理解している。

 現在のアラフォー世代が健在である限り、ベトナムの政治的安定が期待できると思われる。さらに戦争を知らないより若いアラサー世代は、今後のベトナム経済の推進力になる世代である。また現在も経済成長を牽引している。この世代は英語ができて国際感覚がある。経営理論の学習もできている。残されたことは経験を積むことである。このベトナム側の経験不足を日本側が補足・助言する。これも、昨日指摘した「人材合弁会社」の内容である。

 ベトナムで仕事をするなら、アラサー経営者に注目である。これは間違いない。もちろんビジネス相手を選択するのは日本側である。このことは、ベトナムビジネスにおける成功のためには、日本の企業経営者の「選択眼」の力量と質量が問われていることを意味する。

 このような意味で、昨日に紹介した中農製作所では、日本で時間をかけて「アラサー」のベトナム人を選択できるのだから、大きな失敗はありえないという結論になる。

 

 

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