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2009年2月28日 (土)

チューバンアン高校を訪問:日本に留学したいベトナム人高校生

 『日本経済新聞』(2009年2月6日)によれば、次のような報道があった。そこでハノイ滞在の機会を利用して、チューバンアン高校を訪問した。該当の記事は、次のウェブサイトから引用した。 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090206AT2M0402V06022009.html

 (引用開始)「第一外国語は日本語 ベトナムのモデル高校で9月から

 ベトナムで今年9月、教育・訓練省と日本政府の共同プロジェクトの一環として、日本語を第一外国語にする高校が登場する。同国では日本企業の進出や日越経済連携協定(EPA)締結などで日本語への関心が高まっており、来年末までに首都ハノイなどの8校で授業が始まる予定。早期教育が重要との指摘もあり、同省は小学校の正規科目に日本語を加える案も検討しているという。

 海外の高校が日本語を正課の主要科目とするケースは「非常に珍しい」(在ベトナム日本大使館)。最初に導入するのは日越共同プロジェクトのモデル校に選ばれたハノイの進学校、チューバンアン高校。2010年9月に南部の商都ホーチミンのレークイドン高校でも履修が可能になる。日本の国際交流基金が教師派遣や現地での教員研修、教科書製作で協力する。 (16:01) 。」(引用終了)

Dsc02286  さて実際にハノイの同高を訪問して、副校長のタオ先生(教育・学習担当)にお話を伺ってみれば、上記の記事は正確でないことがわかった。チューバンアン高等学校では、すでに1年生と2年生に日本語クラスがあり、合計90人の学生が日本語を1週間に2コマ学んでいる。

 今年9月の新学期に1年生が入学すれば、1年生から3年生までの全学年で日本語教育が行われる。さらに来年度から1週間に3コマから4コマのカリキュラムに変更されるということであった。

 上記の新聞報道は、明らかに誤りである。この文面を素直に読めば、これから新しく日本語を学ぶ学生を募集するように表現されている。おそらく記者が直接に取材したのではなく、発表または伝聞の情報を記事にしたのだと思われる。

 なお記事の中にあるホーチミン市のレークイドン高校は、高校ではなく中学校ではないか。この中学でも、すでに日本語を正規の科目として教育している。これも確認してみなければならない。(以下、続く)

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