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2009年2月23日 (月)

ロータス投資運用会社提供「ベトナム経済ニュース(25)」:2009年1月の株価レポート

 これまで連載してきた「経済収縮時の雇用受け皿:サービス産業の重要性(4)」をしばらく中断する。より最新情報を付加するという趣旨である。ともかく忙しい。

 ここでは、ハノイのロータス投資運用会社から届いている株式市況のレポートを紹介する。

 2009年1月の市場コメント(ハノイ、2009年2月5日)

 1月には、Vn-index が3.93%、Hastcが4.94%下がりました。OTCとIPO市場は引き続き静かです。

 すべての統計数値や出来事はベトナム経済と企業の大部分が困難な時期に遭遇していることを示しています。たとえば1月の輸出金額は38億USDで、昨年同時期より24.2%下げました。輸入金額は41億USDで、昨年同時期より44.8%下げました。

 上場・未上場企業は、すでに何社かが昨年第4四半期の業績を公開しています。それらによれば、世界同時不況から派生する国内と外国の負の影響を自社が受けていると述べていますが、その会社自身もその全体状況に負の影響を与えています。

 お互いに負の影響を及ぼし合う消極的な要素の「悪循環」から脱出するためには、各企業の積極的で大胆な行動が求められます。リスクに対する恐怖心とその拡大は市場好転にとって大きな障害になりました。

 しかし、各企業が困難に遭遇していることが、その証券価格の下落を意味しないということは繰り返し指摘したいと思います。たとえば、もし法律が一律に規定するとすれば、弊社を含む投資家の合理的な現在の行動は、すべての保有証券を売却して各企業の業績と経済が回復する時点まで現金保有することです。これは市場機能を否定することになります。

 証券価格は企業の将来のイメージを反映しています。各企業の将来のイメージについて、それぞれの投資家の認定は常に変更されています。このイメージが好転すれば、その証券価格は上昇することを意味します。ベトナム全体として、この将来のイメージは悪いものではないと弊社は確信しております。

 弊社は、2009年が2008年と同様に望ましい投資機会が待ち受けているものと考えております。その何かの好機を獲得するために弊社は、できる限りの努力をいたします。

 以上、ベトナムのテト(旧正月)明けのご挨拶として報告いたします。本年もよろしくお願い申し上げます。

flair私のコメントflair
 
以上のレポートは、ロータス投資運用会社のタイ社長(ファンドマネージャー兼務)が執筆した内容を同社の日本語スタッフが翻訳している。タイ社長の株式市場感を示すものとして興味深い。私は的確な指摘であると思う。昨年度の各企業の決算が発表され、それによって悪材料が全部開示されることが必要である。ベトナム株式市場の反転は、その時からであろう。

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