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2009年1月31日 (土)

「堂島ロール」とは何か?:モンシュシュ人気

 土曜日の午後は、大阪中之島の「大阪大学中之島センター」の桃山学院大学大学院リエゾンオフィスで講義している。受講生は中国人院生2名であるが、熱心な学生なので充実した時間を楽しんでいる。

090131_15350001  講義修了後に中之島の渡辺橋で、橋の半ばまで続く長い行列に遭遇したケーキ屋さん・モンシュシュの顧客の行列である。http://www.mon-chouchou.com/index2.html この店は「堂島ロール」で有名である。

 その後に阪神百貨店の「デパ地下」を歩いていると、「バウムクーヘン」の090131_15360001 店や「いか焼き」の店に行列ができていた。これらの店の商品は必ずしも低価格ではない。そのような店に行列ができる理由は何か? どの程度なら行列を我慢できるのか。このような行列の意味や背景を深く研究することが可能である。その国際比較も興味深いテーマである。

090131_15370002  店側から見れば、顧客の行列ができるということは、顧客に多大の迷惑をかけていることを意味する。生産量を増やしたり、販売方法の再検討が必要である。もちろん行列には宣伝・広告効果があるから、あえて行列を作るようにする店側の意図(下心=したごころ)があっても不思議ではない。

090131_15380001  行列を解消するための販売方法には予約販売、引換券による販売、通信販売などがありうる。ただし、このような販売方法にすれば、売り上げは現在よりも低下することが十分に想像できる。顧客は行列に並んでようやく商品を入手できることに意義や満足感を見いだし、お店は行列ができるほどの人気を誇示できる。これらは行列の効用もしくは付加価値である。

090131_15380002  このように考えれば、顧客の不便を解消するために、行列を解消する対策を立てれば、それは逆効果になる場合もあるということを意味する。顧客に対する店側の過剰な親切を双方が望んでいない。ほどほどの親切。ちょうど子どもの教育と類似しているのかもしれない。過保護は子どものためにならない。

 日本人の顧客は世界で最も難しいと言われるが、その秘密を多面的に分析することが必要であろう。

 

 

   

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