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2009年1月 9日 (金)

ベトナム人の投資失敗の末路

 もう5年以上前になるが、会社を停年退職されたA氏がベトナムで日本語を教えたいというので、そのお世話をしたことがある。奥様は仕事をお持ちなのでハノイに単身赴任である。ご自分の年金で十分にベトナム生活できるので、これまで日本語を無料で教えてこられた。何か社会のために役立ちたいとか、生き甲斐を感じたいということがA氏の気持ちであった。

 そのA氏の住居の大家さんが投資に失敗して、その家を売却したそうである。そのためにA氏は退居を迫られて一時帰国されている。昨年末のことである。せっかくの円高でベトナム生活を楽しめると思っていたのに・・・と残念がられていた。

 投資に失敗して自己の不動産を売却する。まさに投機である。一攫千金の夢を見ることは日本もベトナムも同じであるが、その夢の程度がベトナムは大きいのかもしれない。大きいというよりも、夢の実現の程度を知らないという方が正確であると思う。

 たとえば1億円の「宝くじ」を借金して500万円買うことが合理的な行動かどうか。少なくとも日本人なら合理的とは思わないと思うのだが、上記のベトナム人の大家さんは、それと同じようなことをやったのだとみなされる。

 このような事例によって、ベトナム人を笑うのは簡単であるが、日本でも「お金」に関連する詐欺事件は頻繁に発生している。通常の「儲け話」だけでなく、日本では「振り込め詐欺」のような家族の感情に訴える詐欺もある。このような事件はベトナムでは未だ聞かないが、おそらく今後に発生するのではないか。

 トランプを始めとして投機=賭け事を、もともとベトナム人は好む。その延長で株式投資や不動産投資をしているのであろう。この事例のような悲劇を経験しながら、投資と投機の区別ができるようになるのかもしれない。

 

 

 

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