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2008年12月 5日 (金)

ホーチミン市の交通渋滞に驚く:「好意的な下車勧告」

 今、ホーチミン市に来ている。日越経済交流センターのホーチミン市代表のタムさんの明日の結婚式に出席するためである。もちろんそれ以外の仕事もあって、今日は投資計画省ホーチミン市の担当者と面談もした。いろいろ忙しいのは恒例である。

 日本料理店「Kカフェ」が所有する屋形船で夕食をした。サイゴン川を屋形船で2時間ほど巡って夕食する。大きな船ではないし、お座敷なので川面からの視線が低い。ライトアップされたレジェンド=ホテルやマジェスティック=ホテルを眺める風景は新鮮である。また今年夏の「洋上大学セミナー」でサイゴン川を航行したことも思い出された。

 このサイゴン川の船着き場までタクシーを利用したが、交通渋滞に巻き込まれて動かなくなった。運転手は「下りた方がよい」と言う。これは、日本の乗車拒否ではなく、渋滞で動かないのでセオム(バイクタクシー)を使った方がよいという好意的な提案である。

 少し雨が降っていたが、タクシーを下車してヘルメット着用でバイクの後ろ座席に乗って自動車を間をすり抜けた。これは、さすがに怖かった。相手がバイクなら大丈夫だが、自動車との接触事故はより危険だ。しかしセオムのおかげで予定通りの時刻に到着できた。1994年以来のベトナム訪問経験の中で、この「下車勧告」は初めてである。それはそうだろう。これだけの交通渋滞は、ベトナムの歴史上、初めてのことなのだから。

 ベトナムでもガソリン代が高いときは、バイクを利用している学生など若者は利用を控えていたが、ガソリンの値下げが続くと、バイク利用が増える。それ以上に、自動車の台数が増えた。空港から市内の道も自動車だけで渋滞している。周辺にバイクが見あたらない交通渋滞を初めて見た。

 公共交通の整備が以前から指摘されてきたが、今回の経験で緊急課題であることが実感できた。地下鉄が完成するまで、当面は一方通行の道路規制を強化することだと思う。

 これまで30分間の行き先が2時間かかることもある。これは短期出張で多数の訪問先を予定している私のような外国人にとっては致命的なムダである。ともかく夕方の交通渋滞に十分に注意である。

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