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2008年12月20日 (土)

ベトナム人留学生を増やすためのビジネスモデル

 留学生と言えば、そのほとんどが中国人という大学が多いのではないか? 一国集中から分散へ。多様な国からの留学生を増やすことは、日本人学生にとっても留学生自身にとっても教育効果は大きい。異文化交流の多様化はお互いをより以上に刺激する。それだけでなく、受験生の減少を懸念する大学経営の観点からもベトナム人留学生は注目である。

Dsc02225  それではベトナムにどのように接近するか? 第1に、情報提供・広報宣伝である。写真は、ハノイのVJCC(ベトナム日本人材協力センター)の1階に設置された日本留学支援の窓口である。30校あまりの大学案内が用意され、ベトナム人学生が対応している。こういった常設の日本留学のための情報センターがベトナムに多数あればよい。同様の役割の場所は、以前から日本大使館の中にあったが、ベトナム人大学生にしてみれば、ずいぶん敷居が高くて気楽に利用できなかった。

 また、独立行政法人・日本学生支援機構が主催する「日本留学フェア」や日本留学説明会に大学が参加することも重要である。たとえば11月に開催された「フェア」では、ハノイとホーチミン市で1日に千人前後のベトナム人学生が集まるから、大学の宣伝効果は大きい。

 次に大学独自で新聞広告を掲載する。『トイチェ』・『タイニン』・『ラオドン』などベトナム語新聞に大学説明会や入試日程を公表すればよい。できれば何回か連載する。新聞の代わりに専門雑誌に広告を掲載するのもよい。さらに各日本語学校や日本語を教える高等学校を訪問する。これは日本の高等学校向けにすでにやっていることと同じである。大きな看板を立てるのも悪くない。これらの費用は、かなり必要だ。ベトナムだから安いという先入観はもたないことだ。

 第2は、学生に対する奨学金の提供である。昨日は、ベトナムの銀行と提携した奨学金貸与制度を作ることを提案した。もちろん日本政府の国費留学の拡大が正攻法である。大学独自に「呼び水」としてベトナム人向けに限定した奨学制度を設定することも良い。必ず1名は奨学金がもらえるとなると、10名の受験生が集まっても不思議でない。10分の1の確率で日本に安く行けるのだから受験の価値はある。

 第3は、こういった学生募集活動をするベトナム側の団体が必要である。私が副理事長を勤める日越経済交流センターは現在、社団法人化を進めている。その中で青少年交流の支援活動を強化することも含まれている。ぜひセンターに問い合わせてほしい。

 同センターは今年、兵庫県主催「洋上大学セミナー」のためにベトナム人学生20名を招聘する募金活動を主催した。またベトナム人留学生の研究集会を後援し、さらに独立記念日やテト(旧正月)を記念する留学生の集いも毎年支援してきた。国際ビジネスの学生交流団体であるアイセックの活動にも協力した。さらに今後は、日本の大学のベトナム人学生募集のお役に立てればと思っている。 

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