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2008年12月 6日 (土)

円高とドン安:今日の出来事

 ホーチミン市内で昨日の為替レートが1ドルが17100ドン、今日のレートは16985ドン。今年の夏が16500ドン前後であったから、若干の「ドン安」である。日本からのベトナム投資は、円高とドン安だから二重の「追い風」である。

 貿易大学ホーチミン市分校・日本語学科のハンさん・ウエンさんと再会した。彼女たちは、今年の夏の兵庫県主催「洋上大学セミナー」に参加するために来日し、私の拙宅でホームステイした。明日の日曜日に彼女たちは「日本語検定試験」を受験する。ハンさんは1級、ウエンさんは2級である。試験日の前日で多忙であるにもかかわらず、わざわざ時間を取ってもらった。

 昨年の日本語検定の受験生は8200名であったが、今年は1万人を超えているそうである。ホーチミン市の試験会場は人文社会大学である。日本語の人気は日本ベトナムの交流にとって好ましい。来年から試験制度が変更になるそうである。2人の健闘を祈りたい。

 そういえば、先月に行われた「日本留学フェスティバル」には日本から38校が参加し、わずか半日間でハノイ(メリアホテル)で800名以上、ホーチミン市(ニューワールドホテル)で1000名以上の受験生が参加したそうである。両親を伴った参加者が多く、その質問の大部分は「バオ・ニュ・ティエン?」(何ボ、イリマンネン?=お金いくらですか?)である。ベトナム人の日本留学にとって最大で唯一の障害は入学金・学費である。日本の大学側は受験生の減少に歯止めをかけたいし、また留学生の国籍を多様化したいからベトナム人留学生は大歓迎である。

 公的な奨学資金の充実にODA(政府開発援助)資金が投入されてもよいのではないか。それが結果として経済活性化にも通じるし、少子高齢化の対策にもなる。

 夕方からタムさん(日越経済交流センター・ホーチミン市代表)の結婚披露宴に出席した。案内状を見て普通のレストランで開催されると想像していたが、会場は結婚式場モールのような場所だった。真ん中にイルミネーションに彩られた大通りがあり、左右に2階建ての建物が並び、A1、A2,B1,B2、・・・ と場所が指定されている。それぞれで結婚式が行われる。それぞれの式場では専属ダンスチーム・バンドが結婚式を盛り上げる。こんな派手な結婚式は日本で見たことない。

 ベトナムの結婚式の出席は今回で3回目である。いずれも勝手に食事を開始して、勝手に帰るという方式である。もちろん入り口で本人や両親の挨拶はあるし、しっかり入場時には「お祝い」を受け取るようになっている。スピーチは最初に新郎の父親が代表して挨拶して終わりである。その後は各テーブルを新郎新婦と各両親が挨拶して回る。バンドの演奏で歌を歌うことも可能なようだが、それを必ずしも聞かなければならないという雰囲気ではない。結婚式は以上である。気楽で楽しくお祝いできるというメリットがある。

 両親と娘・息子の感情は日本もベトナムも普遍であろう。ただ面白かったことは、新郎・新婦の父親同士が手をつないでテーブルを回る場面があったことだ。特に新郎の父親が新婦の父親に気を遣うような印象であった。ベトナム人らしい心温まる光景であると思った。新しいカップルの幸福と発展を祈りたい。

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