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2008年12月28日 (日)

創立2周年を迎えたロータス証券投資運用会社:新たな発展を期待する

 2006年12月27日にベトナム国家証券委員会から「ロータス証券投資運用会社」は開業の認可を受けた。ちょうど昨日で2周年目になる。

 同社は日本の金融庁に登録されていない。したがって日本で営業できないにもかかわらず、主に「口コミ」で現在の管理資産は5億円近くに達している。その運用成績(トラッキングレコード)は、ベトナム株式が全面安であるにもかかわらず、高い業績を達成している。

 その功績は社長兼ファンドマネージャーンのタイ氏に依存する。ベトナム株価指数が今年の最高値1200から下落したとき、タイ氏の予想した底値は600ポイントであった。実際には300ポイントを割り込むまでに下落した。ここで彼は、600ポイントで保有株式を売却している。現在は現金保有で銀行の預金金利10%を享受しながら、底値の株式を仕込んでいる状況である。底値600ポイントというタイ氏の予想が実際は300ポイントまで下落したことを批判するのは簡単である。しかし彼は600ポイントで売却している。これがスゴイ

 一般に株式売買は「買う」よりも「売る」ことが難しい。多数の個人投資家は「売る」機会を見逃して、その結果として保有株式は「塩漬け」状態になる。これに対して、タイ氏は自己の信念に基づいて株式売却している。さらに言えば、今のベトナムの株価は下がり過ぎであると指摘できる。

 ロータス投資運用会社には、さらにランさんという才媛が勤務している。オーストラリアのメルボルン大学大学院で経営学修士を取得してベトナム航空に勤務し、同社で投資オフィサーとして勤務している。私は12月初旬にハノイで初対面したが、落ちついた学究肌の雰囲気の女性であった。このほかに財務経理部長のダオさんは、ベトナムのスタンダード=チャーター銀行の勤務を経て私が採用面接した。彼女は自己の将来性と自主性を重視していた。

 さらに日本に7年間滞在していたタインさんは現在「産休」中である。彼女も私が採用面接する機会があった。出産休暇と育児休暇はベトナムで1年近くあったと記憶している。タインさんは看護士の資格を日本で取得し、病院の勤務経験がある。彼女のホスピタリティは完全であるし、その日本語は検定1級取得それ以上の実力である。

 このようにロータス社は特に女性人材の宝庫である。投資運用会社は規模の大きさを競争するのではなく、その運用成績が企業評価の基準である。また人材が最重要である。この意味で、ロータス社は大健闘している。このロータス社が、ベトナムの投資運用会社の法律改正を理由として増資の引き受け先を募集している。さらなる発展に向けて私も微力ながら応援したいと思う。

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