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2008年12月15日 (月)

ベトナムの国際競争力を改善する:ポーター教授の提言(3)

 (3)ベトナムが社会経済の発展戦略を維持し、進行中の世界経済不況から生じる現在の問題点をうまく解決するために、ポーター教授からご助言はありませんか。

 ベトナムは、ベトナム経済発展における次の段階に移行するための統合戦略を必要としている。現在の政策は、そのいくつかは世界危機に対処しているのだが、余りにも対応が早過ぎるし、余りにも細か過ぎるので、この目標を達成できない。

 ベトナム人は低コストの労働力と天然資源を乗り越えて、ベトナムの生産性を改善しなければならない。これまでベトナムは前進してきたけれども、次のような主要な課題をもっている。すなわち物理的なインフラストラクチュアの整備、汚職の減少、金融市場の改善、規制の単純化と改善である。

 ベトナムでは、遅れている教育と技能発展のために新しいアプローチが求められている。国有企業のリストラクチュアリング(=企業組織の再構築)の前進は、もう一つの不可欠な領域である。

 クラスター展開は、コラボレーション(=協調)を通して価値を改善する主要なアプローチになるであろう。さらに前進するためにベトナムは競争力に焦点を当てた新しい機関を必要としている。私の訪問中にいくつかの機関を推薦したいと思う。

 統合戦略とは、正当な行動の優先事項に関してだけでなく、施行のための明確な構造に関してでもある。

flairコメントflair
 
すでに指摘した2015年の「アセアン共同体」成立までにベトナムは、その競争力の強化を断固として実現しなければならない。この「断固」とは精神主義的ではなく、ポーター教授の「統合戦略」として体系的・具体的に実施されることが望ましい。「かけ声」・「スローガン」・「努力目標」ではなく、「施行のための明確な構造」が必要なのである。この指摘は鋭い。

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