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2008年11月 9日 (日)

ラオス経済最新情報:世界経済危機の影響は?

 ラオス人消息筋の情報を参考にしながら、最近のラオス経済の状況を紹介する。ラオスの堅調な経済成長が理解できる。これは、世界経済の暗い展望の中での「光明」であるかのような印象を受ける。

 ラオスの経済と金融は世界に十分に統合されていないので、最近の経済危機の影響は間接的である。これはカンボジアの事情と同様である。

 ラオスにおけるインフレーションの推移(%)
月  2005年  2006年 2007年   2008年
1       8,05     8,10     5,50       6,08
2       7,04     8,54      4,92      6,43
3       6,48    8,17      4,64       7,73
4       6,41    8,31     3,56        8,68
5       5,86     7,99      3,43      10,32
6       5,45     8.08      3,49       10,20
7       5,35    7,74      3,53      9,96
8       6,55    6,32      3,58        9,57
9       7,66    5,49      4,25      約 9
10     9,44    3,70      5,59      約 9
11     8,75      4,40      6,13       ―
12     8,78     4,72     5,57      ―
年間  7,16      6,81       4,51       ―
   出所:ラオス銀行(中央銀行)。

 ラオスの為替レートは依然として安定的であり、ドルに対してキープ高である。インフレーションは、上記の表のように1桁台(約8~9%)であり、十分に制御可能である。原油価格の最近の下落はインフレーション抑制に役立っている。

 GDP成長率は計画値の7~8%よりも若干低い。来年はGDP成長率8%の目標を政府は設定しており、1人当たりのGDPは約840万キープ(約990ドル)に達する。もしそうであれば、来年度はラオスが1人当たりGDPについてベトナムを追い抜くように思われる。このように、これまでの世界経済危機の影響はラオスにとって重大ではない。

 韓国の民間企業のラオス投資は多額ではないが、韓国証券取引所は今後2年間までにラオス株式取引所の株式の49%を所有する予定である。ただし株式市場設立を支援できない条件を今日の経済環境が生み出したことは否定できない。政府の野心的な目標が影響を受けたかもしれない。

 しかし関係者はラオス株式取引所の開設日程に変化がないことを依然として確信している。2年以内に周辺の環境や金融状況が回復することが望まれる。

flairコメントflair
 世界経済危機の影響は韓国経済に波及し、それがラオスに及ぶことが懸念されていることが上記の報告から理解できる。証券取引所の開設という観点から見れば、現在までのところカンボジアがラオスよりも先行しており、その両国ともに韓国証券取引所から主要な支援を受けている。韓国経済の危機によって両国ともに負の影響を受けることは間違いないが、私の感触では、後進のラオスの方がその影響は大きい。支援する側の韓国にしてみれば、とりあえずカンボジアを優先し、次にラオスという順序になると想像される。

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