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2008年11月19日 (水)

株価修正はいつになるのか?

 『日本経済新聞』(2008年11月13日)の「十字路」で、山口大学経済学部教授の城下賢吾先生が「株価修正はいつになるのか」という表題の記事を執筆されている。城下先生と私は大学院生時代の先輩後輩の間柄である。もう30年前の話である。

 城下先生は、最近の株価下落の異常な下落について、「最終的に投資家が誤りに気づき非合理的な部分を解消し、株価は妥当な水準に近づいていくであろう」と述べている。

 この点について、ベトナムのロータス投資ファンド運用管理会社のタイ社長が同様のことを述べている。2006年末の創業当初から私は同社の顧問をしており、同社は、いよいよ有限会社を株式会社化して上場を目標にすることになった。日本とベトナム間の民間資金の流通経路がますます拡大することが期待される。さて、ロータス社の投資哲学として、以下の点が指摘されている。これはタイ社長(投資運用部長を兼務)の見解でもある。

 1.株式はその企業の一定の所有権を表示する為、株式投資はその企業の経営活動に参加することを意味します。
 2.ある企業の過去・現在及びその企業の将来に影響を及ぼす可能性がある要素に関する綿密な研究調査を通して、その企業の将来性を予測することができます。
 3.将来の一定時点で、その企業の株主が獲得できる成果が大きく下落するかもしれませんが、これらは市場心理(センチメント)、現時点の市場投資機会の存在レベルなどに起因すると考えます。
 4.投資先会社に対する支援は一定の状況において実施することができます。これは株式の価値を増加させることに繋がります。
 5.長期的に見て、時間の経過とともに株価は企業の基本要素をより的確に反映するようになります。

 この中の5番目の事項が、城下先生の指摘と同様の意味である。行き過ぎた株価下落は、必ず修正される。この逆に、行き過ぎた株価上昇(=バブル状態)も必ず修正される。この認識が重要である。このように考えると、ともかく長期投資がリスクを減少させる。今日の株価乱高下の時こそ、この戦略が再検討されてよい。今こそ、日本でもベトナムでも、長期保有のための「仕込み」の絶好のチャンスである。

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