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2008年11月23日 (日)

ベトナムが抱える課題と魅力:『セーリングマスター』誌から

 『セーリング・マスター』誌(第9号、2008年11月)は、「ベトナムが抱える課題と魅力」という特集記事を掲載している。同誌は、日本のみならずベトナムの主要ホテルにも設置され、無料で配布されている。http://www.bwg.co.jp/sailingmaster/index.html

 ベトナムビジネスの魅力を再発見という記事が満載されており、ベトナム関係者は必読である。この中で大木健司氏(株式会社ブルーチップ・コンサルティング代表取締役)が、次のように述べている。

 「ベトナムではチェーン展開化されたサービス業が皆無に等しい状況。裏を返せば伸びる余地が非常に大きい。ベトナム特有のリスク、例えば人的リスクを抑えることができ、成功できる可能性を大いに秘めています」(9頁)。

 すでにG7マートが、チュングエンコーヒーで成功した店舗展開のノウハウを活用して、コンビニチェーン店を展開している。数年前にヴー社長にもお会いして、お話を伺ったが、その後のビジネスの進捗状況をお聞きしていない。

 当時の話を敷衍して私見を述べれば、チェーン加盟店を指導するスーパーバイザーの人材不足が問題点である。独立して営業している店舗が、加盟料を支払ってチェーン店に加盟する。店主が期待することは、売り上げ増加と本部からの的確な経営指導である。この指導体制が不十分ではないか?

 ベトナム製造業において中間管理職の人材不足が指摘されて久しいが、流通小売業でも人材不足は同様である。この人材とは、単なる知識の所有者ではなく、顧客のニーズを把握して、それに柔軟に対応できる感覚と行動力とリーダーシップをもった人材である。

 製造業のみならず、小売業さらにサービス業における実践的な人材育成は、ベトナムの企業成長および経済成長にとって大きな課題である。日本の官民が協力した支援が求められるが、ただし、その日本でも「実学」教育は難しい。それだからこそ、このブログの副題にもなっている。

 

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