« ベトナムの外貨不足はどうか?:国営企業からの雰囲気 | トップページ | ロータス投資運用会社提供「ベトナム経済ニュース(22)」:10月の株価レポート »

2008年11月15日 (土)

東アジア諸国の経済成長率の比較:大幅な修正か?

 カンボジアでは、経済経営関係の英文雑誌 Cambodian Review が出版されている。以下の添付ファイルは、その中で紹介されている各国の経済成長率(GDP)の比較である。

「AsiaGDP.doc」をダウンロード

 英文のビジネス雑誌はベトナムでも数冊を目にするが、カンボジアの本誌は紙質も印刷もベトナムより以上であるし、その記載の情報も有益である。けっしてカンボジアがベトナムより劣っているとみなしてはいけない。少なくともWTO加盟国として、カンボジア(2004年)はベトナム(2007年)よりも先輩である。

 ただし、原文(英語)の数値表における(注)の意味が不明であった。おそらく表中に(注)の数字を添付することが忘れられていると想像される。この杜撰な表記のままの印刷物が発売されていることが、カンボジアにおける仕事の質を示唆しているように思われる。たとえばベトナムの印刷物において、このような杜撰な誤りは現在ではありえない。

 本表によれば、経済成長率について2007年は中国の11.9%の次は、カンボジアの9.6%、ベトナムの8.5%、そしてラオスの8.0%と続く。このように中国に次ぐ東アジアの経済成長国はベトナム・ラオス・カンボジア、メコン川流域3カ国である。 

 さらに本表では、アジア開発銀行による2008年と2009年の成長予測が記載されている。これは、おそらく米国発の経済危機の発生(米国投資銀行リーマンブラザーズ破綻:2008年9月15日、日経平均バブル後最安値6994円:同年10月28日)によって、大きく下方修正されると予想される。特に先進国はマイナス成長が確実であろう。

 これに対して、ベトナム・ラオス・カンボジアといった国は世界同時株安からの負の影響は間接的である。そもそもラオス・カンボジアには株式市場が未開設であるし、ベトナム株式市場にしても、その下落の主要な原因は、投資家の弱気な心理状態であるとみなされる。米国の景気減退による輸出の減退はありうるが、それを補填する国内また域内の需要拡大が期待できる。

 以上、これらの経済成長予測が、米国発の経済危機の今後の進展によって実際 どのように修正されるか? 今後の推移を注目したい。

|

« ベトナムの外貨不足はどうか?:国営企業からの雰囲気 | トップページ | ロータス投資運用会社提供「ベトナム経済ニュース(22)」:10月の株価レポート »