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2008年8月 3日 (日)

ハノイから国道5号線を走る

 ハノイから国道5号線を走って、ハイフォンを経てドーソン海岸までの休日のドライブを楽しんだ。手作りケーキ店POEME:ポエムwww.poemecake.com)のフンさんと鈴木さんに同行していただいた。このHPはベトナム語版。お店の場所は、ハノイのフォルツナホテルから徒歩で5分ほど。110 H1 Lang Ha, Ba Dinh.電話は、ハノイ(04)-2662974。ハノイにお連れする方々を私は必ず一度はご案内している。

 数年前に鈴木さんとご一緒した時は、ドーソン海岸で水上モーターバイクに乗ったが、今年は雨上がりで海水も汚れており、昼食と見学だけであった。もちろん海辺の海鮮料理は最高。私の定番の子持ちのCUA(日本名:エガニ)は絶品。シャコもプリプリの子持ち。大満足の昼食であった。それはさておき、以下、国道5号線の様子を写真で紹介しよう。

Dsc01247  写真をクリックして大きくして見ていただきたい。「女性タクシー」である。このタクシーの運転手はすべて女性である。数ヶ月前から操業開始。女性運転手の方が男性よりも安心ということなのだろうが、このビジネスは日本では「ジェンダー差別」になるような気もする。この会社について調べてみる価値はありそうだ。面白い発想だ。

Dsc01293_2  ハノイとハイフォンを結ぶ国道5号線を走る「マイリンタクシー・エクスプレス」である。車種はベンツ。以前にホーチミン市とカンボジアのプノンペンを結ぶ国道1号線で見かけた車体と同じである。ホーチミン市を本社とするマイリンタクシーの活躍は、ベトナム全土に広がっていることを実感した。この緑色のタクシーの人材教育は注目である。運転手の接客マナーやサービスが他社を圧倒している。

Dsc01311 国道5号線をハノイから走り、オリンパスやスミハネルが入居するサイドンB工業団地を右手に見て、その先を左折すると、バイク部品のスタンレーや合資タンロンといった日系企業の工場がある。さらに国道5号線を進めば、国道1号線と交差する。この交差点のバイパス陸橋が大林組によって建設中である。左手に進めばランソンを経て中国国境に達する。

 こういったインフラ工事によって、交通網のスピード化は飛躍的に進む。事実、ノイバイ空港からハノイ市内の道路についても、ちょうどキャノンの工場前のバイパス工事が完成し、渋滞なく快適に走行できるようになった。

 flairflair 数ヶ月間から指摘された「ベトナム通貨危機説」は、おそらくベトナム在住の人なら、「いったい何のこと?」といった反応であろう。確かに一般の国民にとってインフレは悩みだが、この経済活力を実感しないで、ベトナム経済のことを語らないでほしい気持ちになる。

 さらにその先に「タンロン工業団地2」の大きな看板が見える。ハノイのタンロン工業団地の第2期の募集が完売し、さらに新たに団地を国道5号線から右手に建設する。住友商事の仕事である。この立地は、中国との陸路輸送、ハイフォン港の海上輸送にとってハノイよりも好都合であろう。ハノイからは30㎞。通勤の範囲内である。

 この国道5号線は、エースコック・ブラザー・住友電工など日本企業のみならず、フォード自動車、お菓子の上場企業キンドーなどの工場が並ぶ。またHoa Phatやハノイビールなどベトナム有力企業の工場もある。まさに北部ベトナムの経済発展を象徴する国道である。

Dsc01323  ただしハノイに向かう帰路で写真のような交通事故の現場に出くわした。大型バスとバイクの事故である。昨年12月15日からヘルメット着用が義務化されたが、その効果はあったのだろうか? 人だかりができていて、パトカーが現場検証をしていたから、すでにバイクの運転手は病院に送られたようであった。悲痛な気持ちになる。交通規制を実施することから公安当局は一般に嫌われる傾向があるが、その規制は自らの人命尊重のためである。こういった交通安全教育を幼少時から徹底することも、ベトナムにとって重要な課題であろう。

 交通規則を順守することは、より一般には法令順守=コンプライアンスの考えと共通する。人命保護のための交通規則すら守れない国民は、より一般の法律を守るはずがない。このように思われてもしかたがないのではないか。ベトナムの人々に考えてもらいたいことである。ただし少なくともタクシーやレンタカーの運転手は高い職業意識をもっている。このことを最後に強調しておきたい。

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