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2008年8月 7日 (木)

ベトコン銀行の預金金利の紹介

 ベトナムの代表的な国営銀行であるベトコン銀行(ベトナム外国貿易銀行)で、日本円とドンの両替をした。私は通常、ハノイの常宿ホテル近くの金の売買店の奥にある両替所を利用している。為替レートがホテルや銀行よりも有利だからである。そこで今回は「日本円とドンの両替はできないから、ベトコンバンクに行ってくれ」と言う。これまで何度も両替してきたが、こんなことは初めてである。ベトナム外国為替市場において、日本円に何か異変があったのだろうか。これは、今後の課題としておく。

 さてベトコン銀行の窓口で、銀行預金金利の利率表をもらった。以下で紹介する。これだけの高金利でインフレ対策をしていることが実感できる。

 ベトナムドン(VND)は2008年7月28日から適用。外貨預金は2008年6月17日から適用。(単位:%)

       VND   USD   EUR   GBP 
1週間  15.60   ---   ---  ---
2週間  16.00   ---   ---  ---
1ヶ月  16.50   6.20   1.75  ---
2ヶ月  16.80   6.25   1.85  ---
3ヶ月  17.00   6.30   1.95  2.25
6ヶ月  17.10   6.40   2.25  2.50
9ヶ月  17.22   6.50   2.35  2.75
12ヶ月 17.00   6.80   2.50  3.00
18ヶ月 16.50   6.00   ---  ---
24ヶ月 16.50   6.00   ---  ---
36ヶ月 16.50   6.00   ---  ---
48ヶ月 16.50   ---   ---  --- 
60ヶ月 16.50   6.00    ---  ---

 以上の預金金利表を見れば、ベトナムドン預金は、わずか1週間でも15.60%の金利が付く。ただし誤解のないように、これは年金利である。最高は9ヶ月で17.22%となっている。なお、たとえば年金利16.5%で5年間をベトナムドンで預金すれば、複利計算して5年後には2倍以上になる。もちろん為替レートの影響は受けるが、株式投資の場合、現在は「底値」と考えられるので、絶好の「買い場」であるが、その目標は5年で2倍以上である

 私見では、5年間で株価が2倍以上に上昇する可能性は極めて高いと思われる。昨年3月のVN指数の最高値を回復すれば、3倍の上昇となる。5年間あれば、最高値更新の可能性は十分ある。なぜなら下方修正されたとは言え、本年度の経済成長率は6%以上である。ベトナムは依然として高度経済成長の発展途上国だからである。

 1年間で金利17%という事態を、果たして、これまでの日本経済は経験しているのであろうか。こういった歴史的な検証によって、ベトナムと日本の金融・経済状況を対比することができる。この問題は研究課題となりうる。

 

 

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