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2008年8月 6日 (水)

ホーチミン市での1日:通貨危機はどうなった?

 早朝に関西空港に到着。その午後から「箕面船場ライオンズクラブ」が主催する献血のボランティア活動に参加。私は受付を担当。赤い献血手帳を持っている人は、そのまま献血の記録照会に進む。初めての献血の人は登録用紙に住所・氏名を記入する。私は、この案内係である。寝不足で居眠りをしながらの受付係であった。

 さて昨日、月曜日のホーチミン市ではMPI(計画投資省)のホーチミン市の出先機関であるSFIC(南部外国投資センター)を訪問した。日越経済交流センター・ホーチミン市代表タムさんの紹介で、管理責任者のソンさんにお目にかかった。双方の協力関係について話し合った。

 その後に金属・木材加工が専門のベトナム企業を訪問。日本企業との仲介の仕事をした。このベトナム人社長とは、2年前からの交際である。彼は、けっして洗練された人ではないが、誠実な人であることを再確認した。また、経営者として不可欠な「金儲け」の嗅覚をもっているように思われた。「果たして、この人は信用できるのか」。この判断はビジネスの基本であるが、この社長は合格である。

 午後は、ベトナムと日本の双方のIT企業のマッチングを仲介した。面会後の車中でベトナム企業の社長が躊躇しているので、私は「運」とか「巡り合わせ」の話をした。このマッチングは偶然の好機と考えるべきであり、そのことを従業員にも伝えなさいと指摘した。従業員に会社の将来について夢を提供することは、経営者の重要な任務の一つである。明るい展望を提示して従業員を励ます。従業員が希望をもって働くようにする。これは経営者の責務であり、それができる会社は、おそらく改善と成功に向かうであろう。こんな内容をベトナム人経営者に話した。

 以上のような仕事は、けっして日本では経験できない。まさに「大学教授:アジアで「実学」を追究する」という実践活動である。

 その後にVJCC(ベトナム日本協力センター)ホーチミン市の藤井所長を訪問した。VJCCが立地する貿易大学の学生7名が、「大学洋上セミナーひょうご2008」に参加するために8月15日に来日する。その進捗状況の情報交換が目的である。私も、この貿易大学ホーチミン市分校の学生2名のホストファミリーになる。こういった青年交流は、将来の優良な日越関係の基礎になりうると思われる。このベトナム人大学生20名の来日費用のために多数の人々からのご寄付を賜った。心から感謝を申し上げたい。

 このようにしてホーチミン市の1日は過ぎた。その翌日が、日本で献血のオランティア活動。世界は狭いものである。それではベトナムでの献血は、どのような制度になっているのだろうか? 外国についての私の知識は、まだまだ不足している。謙虚な気持ちを忘れずに、ベトナムそしてカンボジア・ラオスの人々に向き合っていきたい。

 以上、今回のベトナム訪問で、ベトナムの人々はインフレに辟易しながらも、活発な経済活動を展開していることが実感できた。株式投資について言えば、韓国や米国の投資金額が急増している。それは当然だ。株式指数の「底値」が確定したと判断できるからである。

 では、日本はどうか? 日本は遅い。日本は慎重。日本は保守的。日本は臆病。リスクに対する考え方が、日本企業や日本の投資家では世界とは異なっている。なぜ「底値」の今、投資しないのか? 通貨危機を煽った人々が、その原因であろうか? 悲観論が歓迎され、楽観論は警戒される。これが日本のマスコミ・言論界・学界の一般的な特徴であるとすれば、その弊害は大きい。ベトナムの株式・不動産投資、カンボジアのIPO株式投資、ラオスの不動産投資。ビジネスの好機が私にはshineキラキラshineと輝いて見えた。 

 

 

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