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2008年8月 8日 (金)

ロータス投資運用会社提供「ベトナム経済ニュース(20)」:7月の株価レポート

 ロータス株式投資ファンド運用管理会社は、顧客に対して毎月のベトナム株式のレポートを送付している。以下は、その7月の株式市況に関するレポートである。

 7月にVN-Indexは13.01%、Hastc-Indexは27.2%上昇しました。OTC市場も同様な変化が見られました。前月のコメントで指摘したように、下落を続けた株価も「底値」が確定したと判断してもよいでしょう。但し、政府が最近にガソリン・オイル価格を値上げした為に、それが投資家の心理さらに株価に大きく影響を及ぼしました。どの程度まで実際に企業経営に影響を及ぼすか理解する為には、下記の要素を検討すべきであると考えます:

 1) ガソリン価格上昇によって影響を受ける当該企業のコスト構造の変化。
 2) 当該企業が供給している製品に対する市場の需要変化。ガソリン関係製品に対する市民の支出費用が増加した為、ガソリン関連以外の製品に対する支出の比重が減少します。
3) 販売価格を上げても製品の販売数に影響を及ぼさないか、或いは影響があっても僅かな程度である可能性。

 直近また次の四半期の経営成果が、多数の投資家によって議論・予測されています。弊社の私見では、株価はその企業の長期のキャッシュ・フローに依存する為、投資に当たっては、その株式を1年間保有するにせよ、或いは10年間保有するにせよ、その企業の将来性、できれば5年・10年・20年先を予測するべきであると考えます。次の1~2年間の短期的な好業績が予想される企業は、投資の観点からいうと、検討するべき企業ではないと思います。

 弊社の私見では:
 - 次の10年間、ベトナムにおける多数の企業は引き続き良好な経営成果が達成されます。
 - 次の10年間、自然金利(例えば預金金利など)は大幅に下落します。その理由は①インフレ率の減少、②銀行預金以外の資本調達形態の多様化、③外国市場とベトナムの金融市場の連結の強化などです。顕著な落下局面を乗り越えた最近の政府債券の値上がりは、他の投資家も弊社と同様な観点を持っているとみなされます。

 もし、上記の判断が正しいとすれば、いくつかの株式の現在の価格は、その株式の実際の価値よりもはるかに低いと判断されます。弊社は、このような観点から、慎重に投資を進めたいと考えております。

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