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2008年7月18日 (金)

驚きの「おもてなし」料理:朝顔の話

 昨日、何人かの方々と大阪で夕食をご一緒した。皆さん、私にとって重要な方々ばかりである。そして全員の共通点はグルメ=美食家である。

 この中で嵐山吉兆の料理が話題になった。夜の会席に、ツルが巻きついたパッと開いた朝顔を利用して盛り付けられた料理が出てきたという話だ。もちろん造花ではなく、生花である。

 嵐山吉兆では、朝にしか咲かない朝顔を夜に開花させるように光を調整している。これには誰もが驚く。「さすが」と思う。もちろん料理自体の素材や味が最優先されるのは当然だが、その演出に工夫がある。これが高級店・一流店の条件なのであろう。だから高いお金を払うことに納得する。

 こういった驚きや感動の提供を追及することが、今も昔もビジネスの基本ではないか。驚きや感動は長く継続しない。たとえば、いくら安売りしても、それはすぐに飽きられる。安いことが当たり前になると、安いことが顧客に訴求しない。もっと安い店があれば、すぐに顧客は移動する。低価格だけでは顧客を保持できない。

 他方、定番商品を提供するという戦略もありうる。あえて目新しさを追求せず、顧客が安心できる商品を安定的な価格と数量で供給する。これは換言すれば、変わらないことで驚きや感動を顧客にもたらしているとも言える。

 どのようなビジネスでも相手は人間である。その人間は感情の動物である。この感情を揺さぶるような商品やサービスでないと、それは長く生き残れない。今さらながら当然であるが、こういうことを常に念頭に入れておく。換言すれば、顧客に喜んでもらうにはどうすればよいか? この問題を常に考える。

 こういったことは日本のみならず、外国ビジネスでも不可欠である。さらに言えば、外国人に対してこそ、日本人より以上に驚きや感動を提供できると思う。日本人なら感動しないことでも、外国人であるからこそ「すごい」と思ってくれることが多々ある。それは何か。その追究が外国でのビジネスの成功要因になる。

 このためには外国人を知ることである。ベトナムの場合なら、あなたは何%ベトナム人ですか? この数字が100%に近いほど、その外国人はベトナムでビジネスを成功させる可能性は高い。

 

 

 

 

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