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2008年6月20日 (金)

カンボジア情報:新川加奈子『カンボジア今』を読む(2)

 カンボジア人の国民性には、どんな特徴があるのか? タイトルの著書から以下で抜き書きする。

 「カンボジアを一言で表すなら、「八方美人的」「人当たりの良い国民性」ではないだろうか。「日本人女性好みのカンボジア男性」が多くいることは事実である。・・・(引用者注:ベトナムに比較して)気配りがあり、どちらかといえば優柔不断なカンボジア男性は、日本人女性好みだそうである」(p.8)。

 「兎にも角にも、カンボジア人は総じて、穏やかな国民性である。優柔不断で、和(輪)を重んじるために時として真実がそれてしまう、そんな点は日本の国民性に似ているかもしれない」(p.9)。

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 「ベトナム人との関係の悪さは、アンコールワットの彫刻絵でも発見できる。また、ポル・ポト政権以降のベトナムとの関係は、現在に至るまで政治的にも、文化的にも、複雑怪奇であり、一言で表すことは難しい。17世紀以降の歴史を振り返ると、常にカンボジア人は、ベトナムの脅威に曝されてきたことは明らかである。そのためか、現代のカンボジア人のベトナムへの感情は良くない」(pp.11-12)。

 「カンボジア人は、基本的にベトナム人を軽蔑している。しかし、現代の開発状況から考えると、明らかにベトナムの方が発展している。でも「カンボジア人はベトナム人をバカにしたい」という屈折した感情がある」(p.13)。

shineコメントshine:確かに、私の経験でも、カンボジア人は穏やかでにこやかに対応してくれる。「ポル・ポト政権時代の虐殺の被害者と加害者が共存している国」という表現を著者はしているが、それが可能であるのも、以上で指摘されるように、優柔不断さや輪を重んじるためであると考えられる。

 ベトナムからカンボジアを訪問する場合、アオザイやノンラー(ベトナム流の編み笠)を身につけるのは、カンボジア人の感情を逆撫でするので「絶対に慎むように」とガイドブックに書かれているという指摘もある(p.12)。カンボジアでは、余りベトナムの話をしない方がよい。今後は気を付けよう。クメール人の誇りがベトナムをバカにするのであろうか。ベトナムとカンボジアの関係については、ビジネス上でも留意と配慮が必要であるかもしれない。

 

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