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2008年4月 7日 (月)

こんなベトナム企業には注意が必要だ

 日本企業のベトナム進出が加速し、それに伴ってベトナム企業とのトラブル発生の事例も増えていると想像される。これまでの私の経験から、その留意点を列挙しておこう。

 1.社長が英語を話さない。だれが英語を話しているのか。その人物は常勤なのか。
⇒日本の場合も、英語ができない人が多いのでエラそうには言えないが、少なくとも片言でも話す。これに対してベトナムのような新興国では英語を話す社長がいることは普通である。そうでなければ、ちょっと注意が必要だ。少なくとも社長の努力不足は明白だ。

 2.外国企業との取引経験はあるか。
⇒初めての外国企業との取引という場合、これも注意が必要である。よほど信頼できるベトナムの仲介企業があればよいが、そうでなければ、ちょっと遠慮したほうがよいかもしれない。国際ビジネスの常識が通用しないというトラブルが発生するかもしれない。

 3.やはり企業の外観を無視しない。
⇒小さな町工場のように見えて、郊外に大きな工場を持っていたりする企業は多い。企業の実力を外観で判断してはいけない。しかし逆に、本当にショボイ外観の会社がある。掃除も十分でない。5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)など知らないし、無関心。こういう会社は要注意だ。ビジネス常識がないか、または知らない。

 4.ニコニコ顔にだまされない。
⇒一緒に食事して、意気投合して、この人は信用できると思ってしまう。しかしそれとビジネスは別だ。冷静に判断する。感情移入は判断を誤らせる。

 5.無駄な出費はしない。
⇒試作品の段階で相手側が経費を請求してくる場合がある。暴力バーのホステスの「おねだり」と同じではないか。普通の誇り高いベトナム人は、外国人に対して簡単に「おねだり」はしないものである。

 以上、思いつくままに書いたが、ベトナムビジネスに成功するためには、最終的にはパートナーである。アタリとハズレがある。少なくともハズレないためには、パートナー周辺の人々にもパートナーの状況を確かめる必要がある。そういうことができるコンサルティング会社があれば、そのための経費を惜しんではならない。

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