日越経済交流センター:会員総会と記念講演会の開催
日本とベトナムの国交回復35周年、日越経済交流センター創立15周年、そして日越経済交流センターがベトナム外務省からチェット大統領の来日時に友好の表彰状を受けたことを記念して、大阪弥生会館で講演会が開催された。その前には、同センターの会員総会が開催された。
講演会では、東京のベトナム大使館からズオン(Ruong)公使閣下、大阪総領事館からリュウ(Luu)総領事閣下に続いて、私が約1時間ほど最近のベトナム情勢について紹介した。ベトナム人のしかも専門家の前でベトナムについて語ることは恐縮であると同時に光栄である。
写真上:懇親会後に、左からリュウ総領事・ズオン公使・森正暁センター理事長。
写真下:左側が山崎大使、右側がリュウ総領事。
ズオン公使とは10年来の旧知の仲である。ハノイのご自宅にも何度か訪問したことがある。タイビン省のご出身でリュウ総領事とは初対面であったが、穏和で礼儀正しい紳士という雰囲気の方であった。通訳のミン副総領事は貿易大学の出身。堪能な日本語には感心させられる。
講演会の後の懇親会には、外務省大阪分室の山崎隆一郎・特命全権大使(関西担当)が、ご多忙にもかかわらず参加された。山崎大使は元ベトナム特命全権大使を務められ、当時はズオン公使と何度も交渉された間柄である。大阪ご赴任の前はフィリピン特命全権大使であった。私は以前にハノイの日本大使公邸でお目にかかったことがある。お若い頃に、大平首相・福田首相とカーター大統領の日米首脳会談の通訳をされた英語のプロである。
ベトナムと日本の友好と親善を願う人々の集まりであり、私にとって心地よい講演会であった。「日本の少子高齢化・人口減少を救う国ベトナム」という主張は、多くの人々に受け入れられたように思われた。
日越経済交流センターと私との出逢いも今年で10年になる。旧知の方との再会があり、さらに新しい方との出逢いがあった。気分を新たにしてベトナムに取り組もうと思う。
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