« ベトナム株式投資のトラブル(問題編) | トップページ | 名古屋でのベトナムセミナー »

2008年4月26日 (土)

ベトナム株式投資のトラブル(回答編)

 ベトナム証券会社に口座開設する場合、昨日のようなトラブル防止の留意点は何か。

  信頼できるベトナム人に証券会社の窓口に行ってもらって、常に自分の取引をチェックしてもらう。この場合、ベトナム人を代理人とする委任状を書くことが必要かもしれない。

  2ヶ月に1回程度はベトナムを訪問し、顧客としての自分の存在をアピール。日本語ができるベトナム人取引担当者と友達になる。夕食を一緒する。日本からお土産をもっていく。「口座を開設してやった」のではなく、「口座を開設させていただいた」と考える。このような気配りをすれば、それに対して義理堅いベトナム人は便宜を提供してくれるであろう。(本当は違法)。

  大規模な国営の証券会社を安全と思うと失敗する。従業員の意欲やモラルは必ずしも高くない。「親方日の丸」と似た「親方金星紅旗」の意識は強力だ。かえって民間企業の経営者や従業員の方が競争意識やインセンティブが高く、より以上の顧客サービスが期待できる場合が多い。

  できれば日本人従業員を採用している証券会社を選択したい。ただし、その日本人が他社に移動してしまう場合もある。この時は、その日本人から離れないで口座開設の証券会社も変えましょう。(変なの)。

  トラブルが発生したら、あきらめないで自己主張する。「社長を呼んでこい!」というような強い抗議も必要だ。この場合、窓口のベトナム人は当惑した表情になるか、ニヤニヤ笑いをすることがある。後者は、別にバカにしているのではなく、照れ笑いに近い感情表現である。このニヤニヤで怒りを増長しないで、あくまでも冷静に論理的に抗議する。そのためにも契約書や送金書類などの書類はすべて保管しておく。高額の投資でのトラブルでは、現地の弁護士に相談ということになる。その前に、その証券会社に影響力をもった人物に相談することも有効である。

 ベトナムの証券会社は100社ある。その経営内容・情報量・顧客サービスは玉石混淆であると想像される。以上5点のほかに日本人・ベトナム人の評判を考慮して、慎重に口座開設をすることがトラブル防止のために重要である。

 命の次に大事な財産を預けるパートナーを選択するのだから、その証券会社に信頼をもてるかどうかが最大の要点である。法人に対す目利きができなければ、人間でもよい。ビジネスの基礎は信頼。新興国で投資を自ら直接開始するなら、その言葉の重要性を認識しておくことである。

|

« ベトナム株式投資のトラブル(問題編) | トップページ | 名古屋でのベトナムセミナー »