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2008年4月28日 (月)

大阪府橋下知事のアジア戦略は何か?

 新しい大阪府知事となった橋下氏は、中国との友好関係に熱心なことが感じられる。2010年に予定されている上海万博には4億円も負担して出展するそうだから、そうなのだろう。

 以前の太田知事は、ベトナム。ホーチミン市に訪問し、現地でも歓迎されていたことが思い出される。また来阪したベトナム首脳との会談も熱心であり、随行のベトナム人から聞いた話では、ベトナム側も好感をもっていたようだ。

 さて橋下知事は、アジア諸国との交流、さらにベトナムについて何を考えているのだろうか。中国との交流・友好の促進について否定はしないが、「餃子の問題」や「チベットの問題」は無視してもよいのであろうか。地方自治体の長として、府民を代表して意見を述べる立場に自分が立っていることを考慮するなら、こういった問題に触れて当然であると思われる。おそらく東京都の石原都知事であれば、かなり手厳しい意見表明をするはずである。

 いずれにせよ、かつては「世界の東京」、「アジアの大阪」と言われていたように記憶しているが、最近は「アジアの福岡」、「アジアの沖縄」といった印象が強く、大阪の存在感が薄れているようにも思われる。関西空港を擁する大阪府として、アジア諸国との積極的な交流・友好事業の促進によって、経済の活性化が検討・展望されてもよい。

 少子高齢化・人口減少の日本では、アジア諸国との関係を強化するほかに成長手段はないように思われる。実際、松下電器(パナソニック)の売り上げや利益は、ベトナムを含めたBRICs諸国にますます依存しているという報道があったばかりである。また、アジア諸国との交流・友好の素地のある自治体では、アジアの人々も生活しやすいであろう。

 こういった問題に関する橋下知事の見解を伺いたいものである。

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