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2008年3月28日 (金)

ホアビン省の2企業を訪問:多忙な日を過ごす

 ハノイから約2時間。国道1号線を走るとホアビン省である。フェニックス・ゴルフ・クラブを右手に見て、しばらく走って右折して橋を渡ると左手にホアビンダムが見える。このダー川を渡って左折すれば、岩手県が本社(アーアル研究所)のTechnical Research Vietnamに到着する。同社はカメラやビデオ用のガラスレンズを製造している。そして午後は、同社の紹介で青森県を本社(三興電子工業)とするSANKOH VIETNAMを訪問した。同社は、温度センサーの部品を製造している。

 私のホアビン省訪問は3回目となる。前回は、アーアル研究所の小川会長・社長を訪ねて2003年に訪問した。その当時、水力発電所を建設する旧ソ連の技術者のための宿舎となっていた建物で同社は仮の生産をしており、現在の工場は基礎工事が始まったばかりの状態であった。それが今は、敷地内に迎賓館もある立派な工場が完成し、そこで順調に操業している。同社とベトナム双方の成長を実感し、自分のことのように嬉しかった。小川会長・社長が帰国中であったために小川常務にお話を伺った。

 午後は、偶然にベトナム訪問中であった小松崎社長にお目にかかることができた。ベトナムにおける最近の賃金上昇に対応するために、コスト削減や生産性向上を進めるという計画を伺った。同社は、ベトナムと同時期の2003年に上海にも工場進出している。「もの作り」の観点から言えば、中国よりもベトナムの労働者の気質が適していると明言された。

 今回のホアビン省の訪問は、ハノイ・ホーチミン市を中心とする賃金高騰に対して、いわゆる地方都市の状況がどうなっているかを調査することが目的であった。上記の両社ともに月額賃金は最低賃金(100万ドン=約7000円)もしくは少し上という程度であり、明らかに大都市部よりも賃金は低い。昇給も政府の指示に従っているだけで特別なことはしてないそうである。ただしハノイからの大卒者の求人が難しくなっていると言われていた。

 このホアビン省にも学生4名を同行した。企業訪問時の質問が的確になり、さらにベトナムに急速になじんできたように見受けられた。ほんの数日間であるが、多方面で大きく成長したのではないかと思われる。これが外国研修の成果である。教員として喜ばしいことである。

 ホアビン省の2社については、また別に紹介したいと思う。ハノイに戻って、さらに私は3名の方々にお目にかかった。本当に今日は、自分に対して「お疲れ様」である。

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