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2008年3月25日 (火)

4人対120人:学生交流の試み

 ドンズー日本語学校のホエ校長とは10年来のおつきあいをいただいている。現在、日本を訪問中。そこで日本語教師の伊藤先生にお世話になり、流通科学大学の学生4名とドンズー日本語学校の学生120名の交流会が開催された。

 日本側の学生は、いずれも体育会に所属しており、元気一杯。物怖じしない姿勢は現代の若者だ。初対面のベトナム人120名を相手に十分に対抗していた。身びいきではなく、日本人学生を頼もしく思った。棟田さん・中渕さん・神田くん・藤本くん、ご苦労さまでした。今後もベトナムさらにアジアについて勉強してほしいと思う。流通科学大学の商学部の中にアジア流通学科が設置されているので、研究の環境は整っている。

 さらに交流会を通して、ベトナム人学生の素直さや純粋さに感心させられた。これはドンズー日本語学校の校風の影響もあると思われる。今回の交流会は人数た多いために分校で実施されたのだが、その入り口の正面には次のように書かれていた。

 ドンズー学生の三つの誓い
 

 ①ベトナム建国に貢献できるように、一生懸命勉強し、広い知識と道徳心の習得に励むこと。
 ②他人に対しては、素直であること。そして、誠実で熱心な態度で接すること。また、謙遜する気持ちを忘れないこと。
 ③仲間と団結し、お互いを助け合うこと。


 交流会の最初と最後にはドンズー学校の校歌を全員で大声で合唱した。まるで軍歌を思わせる元気で軽快なメロディーであったが、歌っている学生の表情は自信と希望で輝いて見えた。同校では、日系大手企業のベトナム人従業員の日本語研修も引き受けており、その教室には5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾け)が掲示してあった。

 この分校を初めて訪問して、ホエ校長の熱心な教育方針が、学校全体に伝わっているように感じた。先生は1975年の南北統一前に京都大学に留学している。当時の日本の伝統的な「美習」を先生は体験されたのだと思うが、それがベトナムで生き残っている。日本では、どんどん変容している日本人の美しい伝統が、ホエ校長によってベトナムで継承されているように思われた。

 「こんにちは」・「さようなら」という元気のよい挨拶が、どのベトナム人学生からも帰ってくる。ドンズー日本語学校は、高校卒業後に日本語を学ぶ専門学校である。社会人や大学生は、都心の本校で受け入れており、専門学校生は主に分校で学んでいるようである。人なつっこい学生たちの笑顔を想起しながら、ますますのドンズー学校の発展を祈念したい。さらに私自身がベトナムに貢献できればと思う。

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