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2008年2月 2日 (土)

ベトナム株式投資・短期と長期:どちらが儲かるか?

 ベトナム株価指数の変化を見れば、2005年から2006年初頭までに株式を購入していれば、その後に5倍程度に上昇したことがわかる。ただし、この上昇はビナミルクの株式公開と上場に起因している。大型株式によって指数全体が影響を受ける。

 その後のベトナム株価指数は一進一退を続けることになる。現在の銘柄は200を超えるまでになったが、それら企業は玉石混交と見て間違いない。

 国営企業は有名だが、先日に紹介したように、その経営改革は遅い。また多角的な事業展開が、必ずしも成功するとは限らない。この多角的な事業展開のリスクについては、FPTのような民間企業も例外ではない。

 他方、外国人投資家には馴染みが薄いが、たとえば国内市場のシェアが最大であるとか、新しい商品発売に意欲的に取り組んでいる民間企業があったりする。これらの企業の株価は割安であるから、現在は株価購入の好機である。このような株価の上昇には、しばらく時間が必要である。

 たとえばホアファット=グループの業績は好調であるが、それが必ずしも株価上昇に反映していない。企業業績が株価に反映しないということは、2つの可能性がある。1つは、企業業績が株価にすでに織り込まれている場合、もう1つは、投資家が企業業績を考慮しない場合である。私は、その両面があると思われるが、一般の投資家は後者ではないか。

 私見では、ベトナム人投資家は株価変動にだけ注目し、企業業績を見ていないと思われる。簡単に言えば、企業に投資するのではなく、株価という数字の変動に投資しているのである。ベトナム在住者ならともかく、このような短期的な売買に外国人投資家が参加することは得策ではない。ベトナムにおける情報量や人間関係で外国人は劣るからである。

 このように考えれば、ローリスクで確実なリターンを確保するためには、長期投資ということになる。短期で3倍や4倍に株価が上昇する時代は終わった。それを期待するなら、2009年に開設予定のカンボジア株式市場が注目である。ベトナム市場では、今の間に優良株を仕込んで、その成長を楽しみながら、数年後の果実を期待する。このような長期投資の立場が望ましいと思われる。

 株価は、長期的に見れば必ず企業価値を表現するからである。短期的な変動に一喜一憂するマネーゲームは、外国人が行う新興国投資のスタイルとしては、やや大人げないのではないか。

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