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2008年2月22日 (金)

ラオスの鉄道が起爆剤

 昨日はJICA専門家の鈴木先生(元鈴鹿国際大学学長)、今日は日本大使館を訪問し、ラオス国立大学経済経営学部のカンパティップ先生、さらにJICA専門家の山田先生(アジア経済研究所)にお目にかかる予定である。

 鈴木先生からは、ビエンチャン首都直営のビエンチャン工業団地とタイからの鉄道開通について、お話を伺った。私は直感的に、これでラオスの発展は間違いないと思った。東西経済回廊の開通によって、ラオスではサバナケットに注目されがちであるが、おそらく時間がかかるだろう。それに対して当面は、ビエンチャンに注目である。

Dsc00520  昨日の夕方から「ラオシルク博物館」を訪問した。数少ない親友であるハンサナ氏ご夫妻との再会は心が安まるし、いつものラオス家庭料理も美味しい。「上田は家族同様だ」と言われると恐縮してしまう。この博物館の敷地内にJICAの支援で「ラオス日本伝統文化教育センター」が今週の月曜日からオープンした。私も、開館式典の招待状をハノイで受け取ったが、残念ながら日程が組めなかった。

 ラオスの変貌は、ベトナム以上に顕著である。もともと数少ない自動車が急増している。2001年当時からの馴染みの店が閉店している。戸惑うことが多くなった。不動産価格は上昇。中国が土地の買い占めをしており、ラオス政府は100ha以上の土地取引を規制しているそうである。事実、ラオスはアジアの中で中国・ベトナムに次いでの経済成長をしている。もっともっと注目されて当然である。

 日本を上回る外貨準備をもった中国が、政府ファンドで日本株を買うと発表されているが、それと同様に周辺国のベトナム・ラオスそしてカンボジアにも投資している。株式市場が未開設であるなら、当然、それは土地取得に向かう。私見では、おそらく韓国企業(たとえば三星やLG)のような株式も中国は取得しているのではないか。

 アジアに出て日本を見ると、日本政府や日本企業の安全重視の慎重さは、あまりにもアジアの成長スピードに合致していないように思われる。経済成長国から経済慎重国に転換した日本と言えるのではないか。もしそうなら、日本のローリスク=ローリターンの結末は明らかである。

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