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2008年2月24日 (日)

ラオスの最新画像を公開:経済発展の礎石

 ラオスの最新画像を以下で紹介する。

Dsc00342  左は、ラオスのビエンチャンとタイのノンカイの間を結ぶメコン川に架けられた友好橋。オーストラリアの援助で建設された。さらにメコン川にはラオスのサバナケットとタイのムクダハンを結ぶ橋が、日本のODAによって2006年末に完成した。それを「第2友好橋」と呼ぶ。したがって左の橋は、「第1友好橋」になる。

 2月20日に、この第1友好橋のラオス側に鉄道線路が敷設された。これまでは、橋の途中のタイ側までしか線路がなかった。この鉄道の両側には道路が走っているが、列車が運行されると、かなり危険だと思われる。この列車は当面は貨物専用であり、タイとビエンチャンの物流の改善に大きく貢献する。

Dsc00370  左の敷地に中国人街が建設される。敷地は1,600ha。2009年11月に第25回アセアン諸国オリンピック試合(SEAゲーム)が開催されるが、現在のラオ=プラザ=ホテルの裏にある競技場は、国際基準に達していない。そこで新しい競技場が必要とされるのだが、その建設を中国企業が受注した。その見返りに、この敷地が中国に提供された。ラオス人は、この中国人の進出を懸念している。中国人にラオスが乗っ取られるのではないかという不安だ。

Dsc00418  このSEAゲームの競技場の全貌が左に示されている。緑地が豊富で、競技場の周辺にはテニスコートがある。この建設を担当する企業が、雲南建工という中国の会社である。中国は本年2008年に北京オリンピックを開催するのだから、こういった施設を建設しても不思議ではない。一般に、オリンピック開催以降には、景気後退局面になると言われているが、中国は、地方都市の開発のみならず、こういった海外プロジェクトの推進によって経済成長を維持するようにも思われる。

Dsc00421  上記の競技場が建設されるのは国道13号線沿いである。そこにゴルフ場が建設予定である。この予定地が、何とビエンチャンの「ゴミ捨て場」であった所である。このゴミ捨て場は、2003年に瀬筒さん(当時のJICAシニアボランティア)に案内していただいた場所である。それ以来、私は「ラオス清掃ボランティア活動」を日本とラオスの青少年と一緒に継続している。そのゴミ捨て場が、ゴルフ場になるとは---!!。これは驚愕である。ゴミ捨て場の上にゴルフ場ができる。新しいゴミは、どこに捨てられるのであろうか。(注:ダイオキシン発生の防止をするゴミ焼却施設は高額であるから、ラオスではゴミを焼却でなく所定の場所に投棄してきた。)

Dsc00482  第1友好橋から続く鉄道の貨物駅「タナレン駅」の建設現場である。この建設はタイとラオスの合弁事業である。一般のラオス人にとって鉄道を見るのは初めてになる。この駅までの建設をタイが支援し、その次のビエンチャン駅はフランスが支援すると言われている。このビエンチャン駅は、ビエンチャン首都が管理する「ビエンチャン工業地域」の近くに建設される。その立地は先の国道13号線から右に5㎞である。この工業地域は、私がJICA専門家として滞在していた2001年当時から建設されていたが、入居は進展していなかった。鉄道駅が完成すると、入居を検討する企業も増加すると思われる。

 すでに、こういった都市計画の周辺の土地は買い占めが進んでいる。外国人の土地取得は禁止されているが、ラオス人名義の不動産投機がある。私見では、ベトナムよりも不動産価格は割安であるから、今からでも間に合うという印象である。

 ビエンチャン周辺を以上のように走り廻った。乾燥した強い日差しによって「日焼け」した。今回の訪問で、その熱気だけが理由ではないラオスの発展を体感できた。

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