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2008年2月14日 (木)

「木目プリント鉄製ドア」を日本で見た:フータイン社のハイ社長

 昨日は、勤務先の流通科学大学のS方式の入学試験であった。S方式とは、成績優秀者には奨学金が供与されるという方式の入学試験である。私は大阪会場の試験監督であった。

 大阪第3ビル17階が試験会場であったが、この部屋のドアが「木目プリント鉄製」であった。おそらく、このありふれたドアを見て感激するのは、日本では私だけだろう。ちょうどベトナムのPHU THANH社が、この鉄製ドアの生産販売を開始するからである。

 私が顧問をしている「ロータス証券投資ファンド運用管理会社」が同社の株主となり、投資ファンドとして戦略的パートナーとなっているのだ。そして先日ハノイで社長のハイさんに会ってきたばかりである。このファンドの投資家は日本人だけでなくベトナム人も含まれている。1  
 ハイ社長は、ハノイ外国語大学で英語を学んだ後に会社を設立。日本にはAOTS((財)海外技術者研修協会)の支援で研修にも来ている。そこでは品質管理を学んだそうだ。32歳の若手社長だ。

 ハノイの日本料理店おはんで昼食を食べながらの話であったが、熱心にパソコンを用意して会社説明してくれた。大株主として経営者と話すのは、これが初めてである。日本で経験できないことがベトナムでできるから楽しい。

 なお、おはんの店長の板野さんに久しぶりにお目にかかった。ホーチミン市からハノイさらにカンボジアにも店を展開されていると思う。ホーチミン市で日本料理店が少数であった頃、おはんは、日本人のオアシスだったし、情報交換の場であった。懐かしい。

 ハイ社長の熱意と明るさは、会社経営の前途を象徴している。PHUT HANH社の成長を確信した。さらに株主として、できる限り助言や支援したいと思う。そうなると当然、冒頭の「木目プリント鉄製ドア」を日本に輸出できないかということになる。次は、工場見学をさせてもらうことにした。

 しっかり儲けてもらって、しっかり配当、しっかり株価を上げる経営をして欲しい。株主として率直に思った。短期売買を繰り返して利益を稼ぐマネーゲームは悪くないが、本来の経済活動や企業活動では人間が主体になるべきである。その人間を無視した諸活動は、人間性を荒廃させるのではないか。資金調達という株式市場の基本的機能を株主として実感した。大阪の鉄製ドアを見ながら、こんなことを考えた。

 

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