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2008年2月18日 (月)

「円高」リスクを「ドン高」でカバーできる:ベトナムはドン安からドン高に転換

 たとえば1ドル=100円とする。円高になって、1ドル=90円になったとする。1万ドルの外国投資の場合、100万円が90万円になるから10万円の損失となる。

 ベトナム投資の場合はどうか?
 1ドル=100円の時、1ドル=16000ドンとする。同じように円高となり、1ドル=90円になれば、10万円の損失となる。ただし、この時にドン高になって、1ドル=14400ドンになったとする。

 この場合、すでに投資した1万ドルに相当する1億6千万ドンは、1万1,111ドルの価値をもつ。これを円に換算すると、ちょうど100万円。前述の10万円の損失は、ドン高の利益で相殺される。

 このように1ドルが100円から90円の円高になっても、1ドルが16,000ドンから14,400ドンのドン高になれば、日本円で換算して損失がない。このように円高リスクはドン高で吸収できる

 ベトナムは最近、ドン高傾向であり、明らかに従来の「ドン安」傾向とは異なっている。ドン高は、輸出価格が上昇してマイナスの影響がでるものの、輸入価格は下落し、プラスの影響がある。最近のインフレや、外国投資の急増に対応するために、ベトナム政府はドン高を容認すると考えられる。事実、為替レートの変動幅を上下1%から1.5%に変更した。

 ベトナム投資の場合、為替レートの観点から見れば、円安+ドン高が最大の為替利益である。日本経済の財政赤字・人口減少を考えれば、国内経済の低迷は避けられず、インフレを誘導するために基本的に円安になると私は考えている。

 ただし先週の土曜日のニュース証券のセミナーでは、為替チャートの傾向から見れば、明らかに円高が進行すると言われている。また別の情報筋によれば、1ドル=90円にまで向かうと言われている。それだけ日本よりも米国の経済が低迷することを意味している。

 以上、単純な仮説例であるが、ベトナム投資における為替リスクの考え方を示した。

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