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2008年2月26日 (火)

カンボジアにおける韓国の存在感:喧噪の中を走る

 ラオスの静寂から一転して喧噪のカンボジアを走っている。中国人病院があった敷地にGOLD TOWER 42という42階建ての高層アパートが建設予定である。そのショウルームを見学した。専有面積170㎡超、共有面積50㎡超。合計230㎡で30万ドル台である。最高分譲価格は合計500㎡台で100万ドルを超える。その広さを考えると、日本に比べて割安だ。

 このアパートは韓国企業の開発・建設・分譲である。モデルルームには、LG製の壁掛け型の液晶テレビや洗浄便座が設置されており、高層階からはビエンチャン市内が一望できる。熱心に商談中の人々が2組あったが、使用言語は英語であった。これ以外にも52階建ての高層アパート建築の予定があり、これも韓国企業である。
 
 このようにカンボジアでは、韓国企業・韓国人の存在感が大きい。昨日、李明博・韓国新大統領の就任式があったが、カンボジアのフンセン首相も出席している。李大統領はカンボジアの経済顧問を務めている。さらに中国人は、プノンペンで多数見かけるが、カンボジアと中国には長い歴史がある。近年では、大虐殺を行ったポルポト政権を支援したのは中国であった。

 日本のマスコミは福田首相の訪韓の動向を追っていたが、それだけではなく、将来の日韓関係を考えるなら、アジアの中での韓国の位置づけも把握する必要がある。たとえばカンボジアやラオスの発展のために、日韓が相互補完的に協力することも考えてよい。

 かつて日本企業が欧米市場を席巻したとき、それが「黄禍」と呼ばれたことがある。ラオスやカンボジアでは、中国人や韓国人がそれに相当するように思われる。地元の人々から必ずしも歓迎されているようには思われない。日本の場合、日本の商品の参入であったが、中国や韓国の場合、人間が移住してくる。これは確かに脅威であろう。

 今や、先進各国の「援助競争」は途上国の発展に貢献している。日本のODAは最大であるが、民間資本の投資はラオス・カンボジアで立ち後れていると言わざるをえない。民間の人間の交流がなければ、相互理解は進展しないと思われる。日本市場ではなく、その次は日本人の閉鎖性が問われている。

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