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2008年1月31日 (木)

ベトナム国営企業と民間企業の未公開株:どちらが儲かるか?

 日本の投資家は一般に、国営企業の大型のIPO(新規株式公開)に注目する。これまでにビナミルク・バオベト保険・ベトコムバンクがそうだし、今年ならベトナム航空がその典型だ。国営企業は破綻しないから安心だ。政府の計画通りに上場するから安心だ。事実、私もこのように思っていた。

 しかし国営企業の経営体質の改善は、株式公開したからと言って急に進むわけではない。当初の人気で高値で入札されるものの、その実際の企業価値は高株価に対応していない。その結果、株価は下落することになる。投資家は、この下落した時点で株式を購入しても遅くない。

 この経営体質とは単純に言えば、仕事が遅いということである。また仕事に熱心でない。日本の「親方=日の丸」と同様の「親方=金星紅旗」の意識が経営者にも従業員にも根強い。自己責任よりも自己保身。

 これに対して民間企業のIPOの注目度は低いが、よく探してみれば、経営者が優秀で取り扱い商品も成長性が高く、株価の急成長が期待できる企業がある。経営者は、何と言っても自分の会社であるから、よく働く。

 もちろん国営企業の経営者の中にも優秀な人は多いが、一般に自己保身のための仕事熱心である。それに対して、民間企業の経営者は直接自分のために仕事熱心である。
 
 長期的な株価上昇を考えるなら、企業価値の高い成長性をもった民間企業に注目することが望ましい。そういった情報をどのように入手するか。本格的にベトナム株式を考える投資家は、これがポイントである。

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