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2007年12月19日 (水)

ロータス投資運用会社提供「ベトナム経済ニュース(27)」:ベトナム株式11月の市況

 ベトナム株式市場の11月は、ホーチミン証券取引所・ハノイ証券取引センター・OTC市場ともに著しく低迷した。ベトナム株価指数(Vn-Index)は1065.09ポイントから972.35ポイント(8.71%)まで下落した。

 外国人投資家は売却よりも、株式購入の姿勢を維持していたが、市況を好転させることはできなかった。弊社ロータス社の主観的な見解によれば、この市況低迷をもたらした本当の理由は、サブプライムローンの破綻を契機とした世界の証券市場の不安定や、中国証券市場の著しい下落、またベトナム国内の高率のインフレーションではない。それは、ベトナム証券市場それ自体の単独の下落であり、短期的に株価を上昇させる刺激要因の不足である。

 ベトナム証券市場の特徴は、小規模な個人投資家が市場を支配していることである。個人投資家の大部分は短期的な売買活動を行っているために、株式売買を行う場合は、日々のニュースと株価変動に注目している。株価が上昇しない時は購入を中止し、株価下落の場合は売却するという単純な行動をとっている。弊社の見解では、こういった需給要因が株価低迷の主要な原因であり、企業のファンダメンタルは良好に維持されている。

 12月は、待望のベトコムバンクの入札があり、またホーチミン証券取引所とハノイ証券取引センターに多数の企業が上場する予定である。これらが刺激材料となり、市場は上向くことが期待される。

 このようなベトナム証券市場の特性を考えれば、忍耐強い長期投資の投資家および合理的な株価で所有を持続している投資家にとって、より良い投資環境が到来すると弊社は信じている。

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