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2007年12月16日 (日)

大学生に贈るメッセージ:「理想の社会人」を探せ!

 大学3年生の就職活動が本格化しつつある。個々の会社説明会に参加するための「申込書=エントリーシート」を提出する時期になっている。1月~2月の大学の期末試験が終わると、会社説明会が連日開催される。

 このような時期に大学生は自己分析をし、自己のアピールポイントや将来像を考えなければならない。これが大学生にとって難しいようだ。どのように自分の将来を描けばよいか。これは、学生のみならず社会人にとっても同様に難しい。

 そのヒントとして、私は「モデル分析」を提言したい。できるだけ多くのビジネス人をモデルとして分析する。その対象は、まず両親であろう。父親または母親の勤労スタイルを観察する。それを容認するのか、積極的に支持するのか、または回避するのか。たとえば「父親のような仕事または生活はしたくない」と考えるのか、それとは逆に、それに憧れるのか。

 こういう観察と考察によって、自分の職業観が確立していくのだと思う。それと同時に、できるだけ多数の社会人に会って、自分が理想とする立派な社会人を見つけ出すことである。それが父親または母親なら幸いであろうが、そうでなくてもよい。子どもは両親を超えて生きていくのも悪くないからだ。

 このような「理想の社会人」を見つけることを意識して、小説を読んだり、映画を見る。さらにインターンシップに参加する。このような発想を大学生に提言したい。「理想の社会人」が見つかれば、それに自分を接近させる努力をすればよい。それが自分の社会人としての出発点となる。このような観点から就職先を探せばよい。

 私自身を振り返れば、やはり憧れの大学教授に出会うことができたから、現在の私がいる。しかし私は、かつての「理想の社会人」としての大学教授を超えることは難しいと判断した。だからこそ現在、私は会社を設立した。憧れから始まった社会人生活の中から、私だけの独自の道を発見し、それを歩み始めているという実感がある。

 大学生にとって、私自身が「理想の社会人」になれば、大学における教育者として本望である。しかし私は、依然として未熟である。大学生は、ぜひ「理想の社会人」を見つけてほしい。それは具体的な人間でなくてもよい。ともかく「理想の社会人」を見つければ、それを目標または夢または憧れとして、それを比較対象として自分を評価できる。またそれに向けて努力すればよい。その過程で自分らしさが見つかる。それが自分自身の人生となる。

 社会人になるということは、自分が「理想とする社会人」を模倣する努力から始まる。その過程で自分の位置づけが発見できれば、それは幸福である。もちろん「理想の社会人」に自分が到達するのも幸福である。また、それを超えることも幸福である。このように自分の人生を歩む。それが社会人になることであると思う。就職に悩む大学生に対して以上のメッセージを贈る。

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